小さな主と神様の戯れ 第4巻〜新たな予感編〜【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

第105話 交渉当日 ページ6

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3月〇日午前10時、展示会の交渉当日。
鈴木財閥の相談役である鈴木次郎吉と姪の園子が歴史文化管理局支部(時の政府現代支部)の応接室に来ていた。
しかし、交渉相手はまだ来ていない。
次郎吉「責任者はまだなのか？こんなに待たせおって…(ｲﾗｲﾗ」
園子「おじ様、落ち着いて！(汗)」
吉田「申し訳ありません…ただいま、準備中でして……(ｵﾛｵﾛ」
次郎吉がイライラするのも無理はない。約束の時間は9時半。次郎吉の要望だが、この時間、桜雪達はまだ朝餉中だった。急いで準備しているが、30分も遅れているのだ。

その頃、本丸では……
薬研「桜雪！準備出来たか？」
桜雪「んー…ねんね……」
太鼓鐘「あ！こら、寝るな！出掛けるんだぞ！」
鶴丸「このすーつというのは初めて着るが、動きにくいな…」
石切丸「大般若さん、この紐はどう付ければいいんだい？(ｱﾜｱﾜ」
大般若「俺がやろう。(苦笑)」
堀川「兼さん！じっとしててよ！」
和泉守「動きにくいんだよ！この着物！」
浦島「鯰尾！俺、変じゃないか？」
鯰尾「大丈夫だよ、俺はどうかな？」
浦島「おぉ！似合ってるぜ！」

樹「何があった………」
長義「1つ、桜雪が寝坊した。」
地蔵「1つ、普段和装の刀剣男士は洋装の着方が分からない。」
愛染「1つ、桜雪が寝足りないのかぐずり始めた。」
小竜「以上だよ。」
樹「なるほどな……と言うより、なんで桜雪は寝坊したんだ？」
青江「出掛けるのが楽しみだったのか眠れなかったみたいだね。」
樹「遠足じゃないんだから……(汗)
桜雪！！そろそろ行くぞ！30分も待たせてるんだ！」
桜雪「ん…わかっちゃの……いちゅきにぃに、だっこ。」
桜雪は腕を広げて樹に抱っこをせがんだ。樹は桜雪を抱き上げ、
樹「よし、みんな準備はいいなー！相手を待たせてる。急ぐぞ！」
付き添い組「はい！」

移動している間に、歩く振動で桜雪はまた夢の中へ……

時の政府の応接室に着いて扉を開けると……
次郎吉「遅いぞ！こんなに待たせおって！(怒」
その怒号にビックリして起きた桜雪は…
桜雪「うぅ……うぇ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああぁぁぁんん！！(泣」
もちろん泣いてしまった。
樹「あー！桜雪、大丈夫だから…」
園子「え、子供！？」
次郎吉「何故その子供が居る？今日は交渉に来たんじゃ。子供が来る場所ではない！」
桜雪「ﾋｯ！！………うわぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああぁぁぁんん！！」
樹「あまり感情的にならないで頂きたいですね。少しお時間を頂戴します。」
そう言って樹達は1度退室した。

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