小さな主と神様の戯れ 第4巻〜新たな予感編〜【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

第141話 最後の主命 ページ42

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葵「私はみんなに謝らなければなりません…」
刀剣男士「？」
葵「私が審神者を引退した後、あなた達を辛い目に合わせてしまった……本当にごめんなさい…」
葵は刀剣男士達に頭を下げて謝罪した。
三日月「何を言ってるんだ？主…」
葵「え、だって…私が引退して後任の審神者が…ブラック本丸にしてしまったって……樹が…(ｷｮﾄﾝ」
長谷部「だからと言って、何故主のせいになるのですか！？」
葵「私が審神者を辞めたからじゃない！」

陸奥「それは違うぜよ！！」
歌仙「そうだよ！主と、葵様と一緒に過ごした時間は僕達が傷ついたものじゃない！！」
清光「俺達にとって、心から忠誠を誓って、この身が折れても守りたい！尽くしたい！って思った主は、葵様！あんた、ただ1人なんだよ！！」
蜂須賀「桜雪も同じだ。主の娘だからだけじゃない…主を守る事がどれだけ誇らしくて尊いものなのかを、もう一度俺達に教えてくれたのは桜雪だ。」
山姥切「桜雪が今ここに居るのは、俺達の傍に居てくれるのは、あんたが居たからだ！あんたが俺達の主となり、桜雪を残した。あんたが俺達と桜雪を繋げてくれたんだよ！！これのどこに謝る要素があるんだ！！」

葵「！！ﾌﾌｯまさか、あなた達からそんな事を言われるなんて…特に山姥切…意外すぎてびっくりした(笑)」
長義「偽物くんの口からそんなカッコイイセリフが出てくるなんてね…」
山伏「兄弟！かっこいいであるぞ！」
山姥切「俺の事はいい！」

葵「私はもう審神者じゃないし、それどころか、もうこの世に居ない存在……それでも、あなた達にお願いしたい事があります。」
数珠丸「それは主命ですか？」
葵「えぇ……そうね…」

葵が刀剣男士に残した言葉は……
葵「では、最後の主命です！
私の娘、桜雪を最後の時まで、守り抜いてください。頼みましたよ。(微笑み」
それを聞いた刀剣男士達は、全員跪座で座り、葵に頭を下げた。それは、主への忠誠の証。
刀剣男士「拝命致しました！」

葵はその後、コナンと哀の元へ……
コナン「お姉さん、桜雪ちゃんのお母さん？」
葵「そうよ。どうしてそう思ったの？」
コナン「桜雪ちゃんにそっくりだし、さっき樹さんが姉さんって言ってた。桜雪ちゃんは樹さんの姪でしょ？だから桜雪ちゃんのお母さんだって……」
哀「でも、病気で亡くなったって…」
葵「そう…私は確かに死んだけど、桜雪が持ってるお守りが私の代わりになってるの。まぁ、今みたいに自分の姿をお守りから顕現できるとは思ってなかったけど…(笑)」

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