小さな主と神様の戯れ 第4巻〜新たな予感編〜【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

第113話 もう1人の店員 ページ14

No side

ご飯を食べ終わり、ハムサンドを待つ。その間に、蘭が梓に説明して、探偵事務所で鶴丸と和泉守が着替えを済ませる。
戻ってきて少しすると、ハムサンドをもう1人の店員、安室透が持ってきた。
安室「お待たせ致しました。ハムサンドです。」
元太「待ってたぜ！」
安室「おや？こちらの皆さんは……」
コナン「サッカーしてる時に、この人達と一緒に居た女の子が作ってた砂山を壊しちゃって、着替えも兼ねてそのお詫びにって！」
安室「そうなんだね。怪我は無かったのかい？」
薬研「あぁ。(これは…………？)」
大般若「砂が掛かっただけみたいだ。(どこかで…………)」
安室「それは不幸中の幸いですね。」

刀剣男士達と安室の会話を大倶利伽羅に抱っこされて聞いていた桜雪は安室の方へ目を向けた。
安室「！？こんにちは。」
桜雪「………………？？？」
コナン「？」
大般若「桜雪、ご挨拶は？」
桜雪「こんにちは、なの……さゆき、なの……」
安室「桜雪ちゃんか！僕は安室透です。よろしくね？」
桜雪はゆっくり頷いた。
安室は厨房に戻って、他の注文の品を作っていた。それを桜雪はじっと見つめていた。
太鼓鐘「？桜雪、どうしたんだ？」
鯰尾「はむさんど、食べないんですか？」
桜雪「…………………………」

蘭「そういえば、桜雪ちゃんのお母さんは一緒じゃないんですか？」
桜雪・刀剣男士達・園子・次郎吉・安室「！」
園子「蘭、実は……」
桜雪「まま、いないの…………(ｽﾞﾋﾞｯ」
刀剣男士達「桜雪……」
蘭「あ、ごめんなさい、無神経でしたよね…………」
和泉守「いや、大丈夫だ。」
鶴丸「桜雪の母親は、一昨年、病で亡くなったんだ…」
蘭「そうなんですか……」
歩美「まだ歩美達よりも小さいのに、お母さんと離れ離れになっちゃったんだね……」
桜雪「まま………(涙」
伽羅「桜雪には今は俺達が居るだろう。(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」
桜雪「！うん！」

その時、安室は他の客へ料理を運んでいた。
安室「お待たせ致しました。こちらハムサンドです。ごゆっくりお召し上がりください。」
その時、
桜雪「からちゃん！おててはなちて！さゆき、おりるの！」(ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
伽羅「おい、暴れるな(汗)」
桜雪「やー！おりるの！」
浦島「桜雪？」
桜雪は大倶利伽羅の手を無理矢理解いて、膝の上から降りた。
ﾄﾃﾄﾃ
薬研「桜雪、どこ行くんだ！？」
ｷﾞｭｯ
全員「！？」

桜雪が抱き着いたのは…………

ちなみに、大倶利伽羅は嫌だと言われ、無理矢理手を解かれて少し、いや、かなりショックを受けている。表情には出ていないが。

第114話 珍しい審神者とその理由→←第112話 喫茶店ポアロにて…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す