小さな主と神様の戯れ 第2巻〜本丸本格再始動編〜【刀剣乱舞】

第64話 救世主と次の演練 ページ20

No side

桜雪に手を上げようとする審神者を止めたのは、
桜雪「！！いちゅきにぃに！！」
樹だった。
こんのすけから、桜雪が演練に来ていると知らされ、会いたいのを我慢できずに駆けつけたのだ。そしたら、桜雪が殴られそうになっているのを見て、すぐさま止めに入ったのだ。

ブ審5「役人！？
あ、えと、これは、その…」
樹「言い訳はいいんだよ。俺の質問に答えろ…今何しようとした！？あ"ぁ？(睨)」
ブ審5「ﾋｯ あ、も、申し訳ありませんでした！か、帰るわよ！」
審神者は帰ろうとしたが、

樹「おい待て、ごの野郎！てめぇは連行だ。刀剣男士に対しての態度の証拠は揃ってんだ。それに俺の姪っ子にも手を上げようとしたんだからな！俺は絶てぇ許さねーぞ(圧)
おい、連れて行け」
部下達「はい！！(樹先輩、めちゃくちゃ怒ってる…)」
こうして、桜雪に生意気な態度をとった審神者は連行された。

桜雪「いちゅきにぃに！！ありがちょーなの！」(ｷﾞｭｯ
樹「桜雪ー！！会いたかったぞー！
大丈夫か？怪我とかされてないか！？」(ｷﾞｭｯ
桜雪「ぢゃいじょぶ！(ﾆｺﾆｺ」

樹「あ、そうだ
他のブラック本丸の審神者も連行します。証拠が揃いましたので。」
そう言って、役人達がブラック本丸認定された本丸の審神者達を連行した。今日、演練場に居た審神者の4分の1がブラック本丸だった。

樹「ブラック本丸の刀剣男士の皆様、大変申し訳ありませんでした。すぐに霊力が清く純粋な審神者をそれぞれの本丸に送り、後ほど政府より本丸ごと手入れをさせていただきます。」
刀剣男士達「！！ありがとう…」
そう言って、ブラック本丸の刀剣男士達は帰って行った。これから彼らの本丸に陽の光が指すことを願って。

樹「桜雪…ごめんな…俺、今から戻らないとなんだ……」
桜雪「…いちゅきにぃにちょ、あしょびちゃかっちゃ…(ｼｭﾝ」
樹「ごめんな…(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
でも、今度本丸に遊びに行くからな！(微笑み」
桜雪「ﾊﾟｧ)ほんちょ！？」
樹「あぁ！楽しみにしてろよ？じゃあ、またな！」
桜雪「うん！ばいばいなの！」
桜雪は樹に大きく手を振った。

審1「あの、葵様の娘様…」
桜雪「……？」
伽羅「お前の事だ。桜雪。」
桜雪「！は、はい！！」(人見知り発動中)
審1「私の刀剣男士達と演練して…頂けないでしょうか！」
その審神者は、土下座をしながら頼んだ。桜雪はすぐ分かった。この人は自分に危害を加えないと…
桜雪「うん！いいよ！(ﾆｺﾆｺ」
審1「ありがとうございます！(ﾆｺﾆｺ」

2回目の演練が、始まる。

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