小さな主と神様の戯れ 第2巻〜本丸本格再始動編〜【刀剣乱舞】

第93話 寝起きと回復 ページ49

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大倶利伽羅はそう言って桜雪を受け取った。そして廊下へ連れ出す。
伽羅「桜雪、起きろ。朝だ。」
桜雪「んー…やー！」
伽羅「寝すぎもダメだ。起きろ。」
そう言って桜雪の背中をポンポンと叩いて起こす。すると…
桜雪「…？？からちゃん？
おはようなの！(ﾌﾆｬ」
伽羅「おはよう(微笑み
もう朝餉が始まるぞ。」
桜雪「わかっちゃ！」
桜雪は完全に目が覚めたようだ。桜雪は大倶利伽羅の腕から降ろしてもらい、上座に座った。
桜雪「いちゃぢゃきましゅなの！！」
その合図で皆朝餉を食べ始める。

食べ終わった後は、薬研に熱を測ってもらい、37度3分まで下がった。まだ少し微熱だが、かなり回復した。
薬研「桜雪、だいぶ熱は下がったぜ。調子はどうだ？」
桜雪「うーん…あちゃま…ちょっちょいちゃい…でも、おきれる！(ｹﾎｯ」
薬研「もう少しで回復するな！動くのは良いが、走ったりするのはまだダメだぞ？」
桜雪「はーい…(ｼｭﾝ」

そして、小狐丸と石切丸は大倶利伽羅に桜雪の起こし方のコツを教えてもらおうとしていた。
小狐丸「大倶利伽羅殿！どうか教えて下さい！！」
石切丸「私も頼むよ、大倶利伽羅さん。私も桜雪の起こし方には困っていてね…(苦笑)」
伽羅「なぜ俺なんだ…(汗)」

小狐丸/石切丸「貴方が桜雪様を/君が桜雪を
起こすのが1番上手だから
です！/だよ。」

伽羅「……(汗)
桜雪が起きない時は無理やり抱っこして廊下に連れ出す。そうすれば眩しくて嫌でも起きる。」
小狐丸「しかし、今朝私はおんぶして廊下を歩きましたが…」
伽羅「歩く時の振動でまた寝たんだろう。」
石切丸「そうか！ありがとう。参考になったよ。(微笑み」
伽羅「フン……(照)」
その後、石切丸や小狐丸も大倶利伽羅と同じ方法で起こしていたとか……

しばらく経って、桜雪の風邪は治り、頭痛も治まり、完全に回復した。外で短刀達と鬼ごっこやかくれんぼで遊ぶ姿が見れた太刀や大太刀らは微笑ましく見守っていた。

これはもうすぐ春の芽が出る前の如月の時の事……

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