小さな主と神様の戯れ 第2巻〜本丸本格再始動編〜【刀剣乱舞】

第88話 天下五剣の力と優しい眼差し ページ44

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話終わると、皆驚いていた。
その悪夢に刀剣男士達が出てきたのだから。
石切丸「そんな事考えるわけが無いよ。断言しよう。」
薬研「当たり前だ！桜雪に刀を向けるなんて…折れても絶対にする訳ないだろ！」
樹「分かってる！桜雪も俺も、ここに居る、この本丸に居る刀剣男士達は、絶対に桜雪を傷付けたりなんてしないと分かってる！桜雪も信頼してるんだよ。だからみんなが自分を責める事は無い。」
皆はその言葉に安心した。

三日月「とにかく、桜雪が元気になるのを待つしか無いのか………(ｼｭﾝ」
樹「大丈夫。薬もあるから、ちゃんと飲ませればいずれ治る。(微笑み」
獅子王「そうか…」
ソハヤ「そういや、なんで兄弟を桜雪の傍に？やっぱり……」
樹「あぁ、大典太の逸話。枕元に置けば病が治る。それに少しでも希望があるなら賭けてみるのもありかなって思ってな。(微笑み」
ソハヤ「そうだよな！兄弟が居れば安心だ！(ﾆｼｼ」

一方、その頃の審神者部屋は
髭切「桜雪、呼吸がだいぶ落ち着いたみたいだね。安心したように寝てるよ？(ﾆｺﾆｺ」
大典太「あぁ…」
髭切「やっぱり、君が傍に居ると病が治るのは本当みたいだね。」
大典太「そんな逸話もあったな…
霊力が大きすぎるという理由で蔵に封印されていた俺でも、この俺の霊力でも……こいつの、桜雪の役に立てるのなら、俺はそれで十分だ…(微笑み」
髭切「！君のそんな顔、初めて見たよ。その顔、桜雪が目を覚ました時にも見せてあげなよ。(ﾆｺﾆｺ」
大典太「！？そ、それは……(照」

桜雪「んー………まま……(微笑み」
桜雪は頭を撫でてくれていた大典太の手を掴んで、寝言を言っていた。それは悪夢をもう見ないというような、安心した笑顔で。
髭切「楽しい夢だといいね。(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」
大典太「ﾌｯ、そうだな…」

そんな会話をしている内に桜雪が目を覚ました。
桜雪「…………お、ひげ？…いちゅきにぃには？……」
髭切「えーっと、担当くんは今大広間に居るよ。大丈夫、どこにも行ってないから。また戻ってくるよ。」
桜雪「うん……」
大典太「体調はどうだ？」
桜雪「！！おーぢぇんちゃ！なんぢぇいるの？」
髭切「ふふっ(ﾆｺﾆｺ
桜雪は、えっと…(大典太「大典太だ…」の逸話を知らないんだね。枕元に置くと、病が治るっていう話。」
桜雪「そーなの？おーぢぇんちゃ！すごい！」
大典太「！……(照
それはいいから、気分は…まだ頭痛いか？熱は…」
桜雪「うーん…まぢゃ、ちょっちょいちゃい…でも、おきれる！(ｹﾎｯ」
髭切「風邪はまだみたいだね。(汗」

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