第75話 赤茄子だけと夕餉の献立 ページ31
No side
刀剣男士達は、桜雪がトマトゼリーを美味しそうにパクパク食べている姿を見て驚いた。あんなに食べなかった野菜をすんなりと受け入れて食べているのだから。
そして、その姿を見て桜雪の成長を感じて感動して涙を流す者や、次々と頬張る可愛らしい姿を見て微笑ましく思い笑顔を浮かべる者も居た。
鶴丸「こりゃ驚きだな！」
岩融「桜雪よ！あんなに嫌っていた野菜を食べられるようになったのだな！」
石切丸「とりあえず、トマトはね。自分で作ったのもあるのか、随分気に入ったみたいだね。(微笑み」
桜雪「とまちょ！おいちいのー！！」
篭手切「桑名さん、流石ですね！」
桑名「そんな事ないよ。僕も本当に食べてくれるとは思わなかったけど、何かきっかけがあればいいなとは思って提案しただけだから。」
松井「そのきっかけが良い方に向いたから、良かったんじゃないかな？(微笑み」
しかし……
長義「？桜雪、ミントは食べないのか？」
桜雪「はっぱ…きらい…(ﾑｽｯ」
石切丸「うーん、薄荷は少し辛いからね…桜雪にはまだ難しいかもしれないかな？」
長義「そうか…」
ミントは桜雪にはまだ早い。
それに、桜雪はトマトは食べれるようになったが、まだトマトだけ。それ以外の野菜はおそらくまだ食べないだろう。
清光「まぁ、でも、トマトを食べれるようになったから、1歩前進なんじゃない？」
長曽祢「そうだな！」
皆がゼリーを食べ終わって、短刀達は遊びに行ったり、それぞれの部屋や内番に戻った。 大広間に残ったのは、燭台切と石切丸と桜雪の3人だけ。3人はみんなの食器を片付けた。
厨で食器を洗っている時、
光忠「桜雪！夕餉は何が食べたい？」
桜雪「うーんちょね、………ほっちょけーき！」
石切丸「それはご飯じゃなくて、おやつだよ…(苦笑」
桜雪「ｼｭﾝ)…………………！！ちょっちょまっちぇ！」
そう言って桜雪は厨から走って出ていった。
光忠/石切丸「桜雪！？どこ行くの！？」
桜雪は審神者部屋に向かって、何やら雑誌を持ってまた厨に全力疾走で向かった。
桜雪「みっちゃん！！これ！」
光忠「これって……」
桜雪「これ！たべちゃい！！(ｷﾗｷﾗ」
その雑誌のページに載っていたのは、美味しそうなオムライス。桜雪はオムライスを食べた事が無い。この雑誌のページを見てからずっと気になっていたのだ。
石切丸「そういえば、桜雪はこれを食べてみたいって言っていたね。」
光忠「そうか！じゃあ、今日の夕餉はオムライスにしよう！！」
こうして、夕餉はオムライスになった。
第76話 初めてのオムライス→←第74話 神様達の驚きと感動
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜藍―さらん―(プロフ) - 華音さん！ありがとうございます！直しておきます(汗)92話が非表示のままになってました… (2020年10月28日 18時) (
レス) id: f653b71725 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - こんばんわ☆初めまして！刀剣乱舞大好きでいつも楽しく読ませて頂いております♪2巻目の話数ですが1話分話数が飛んでしまっていますよ^_^;91話→93話になってしまってます。 (2020年10月28日 18時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！クロスオーバーの事についてなのですが、《名探偵コナン》はできますか！？できたらお願いします！( ´∀｀) (2020年10月28日 15時) (レス) id: a614865e72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪ネコMyCo | 作成日時：2020年10月11日 1時
