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第18話 審神者の過去〜希望の音〜 ページ19

No side

はとこ「なんだこりゃ!?おい!お前!何やってんだよ!!洗剤こぼしたりなんかして!!無駄遣いしてんじゃねーよ!!!」
桜雪「!!ごめんなしゃい!しぇんたくをしようとしちゃら…しぇんじゃいが…おもくちぇ、こぼしちゃっちぇ……(涙」
はとこ「はぁ?洗剤が重いだ?それはてめぇの力がねぇんだろ!だからこぼすんだよ!ほんと役立たずだな!!母さん達に言いつけるからな!!」
桜雪「ごめんなしゃい…ごめんなしゃい…ごめんなしゃい…ごめんなしゃい…ごめんなしゃい…(ガクブル」(ドカッ
はとこ「それやめろって言ったよな!?
あ、そうだ、その洗剤ちゃんと片付けとけよ!!ふはははは!!!」

日に日に桜雪の心は深い闇の中へ。瞳にあった輝きも失われてしまっています。感情も表に出せなくなり、母との約束も守れなくなってしまっていました。
そして、桜雪はこれらから来るストレスによって食事が喉を通りづらくなり、食欲も無くなっていきました。

これは、桜雪に光が差すほんの数週間前までの事でした。







桜雪が2歳半になる頃、チャイムの音が希望の音となります。

ピンポーン
おば「はーい!(ガチャ
どちら様ですか?」
役人「初めまして、私は時の政府の者です。桜雪様にお話があって参りました。詳しい事は中で話してもよろしいですか?」
おば「時の政府?…なんです?それは……
とりあえず、中へどうぞ。」
役人「ありがとうございます。お邪魔致します。」

おば「あなた!時の政府とかいう方が来ているの…小娘に話があって来たんですって。」
おじ「時の政府?まあ、いい。話だけだろ?」
おば「えぇ。
小娘!お茶を入れなさい!」
桜雪「ビクッ)はい。」

役人の前お茶が置かれました。置いたのは、もちろん桜雪です。
桜雪「…どうぞ」
役人「ありがとう…!?!?」
役人が驚くのも当然です。そこに居たのは、ボロボロの姿になっている桜雪だったからです。

おば「小娘、あんたに話があるそうよ、ここに居なさい。」
桜雪「ビクッ)はい。」
おじ「それで、話って何ですか?」

役人「はい。急いでいるので単刀直入に言わせて頂きます。

桜雪様には審神者になって頂きたいのです。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
暴力表現が続いて申し訳ありません…不快な思いをされた方もいるかと思います。しかし次からはこんなリアルな暴力表現は無いので!ほのぼの方向に行きますので!ご安心を!

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作者名:雪ネコMyCo | 作成日時:2020年10月4日 15時

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