6本のバラに希望を乗せて (ページ12)

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#10 anan② ページ12

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中島side

Aは菊池と喧嘩すると、必ず俺の所にやってくる。

『健人くん……』

普段はケンティー呼びなのに、この時のAは
何故か健人くん呼びになる。

なんでなんだろね、甘えたくなるのかな？

そして、絶対この時のAは泣き顔を見られたくないのか
俺に抱きついて話してくる。

でも、この光景も菊池にとっては
気分の悪い光景なんだろな。

中島「A、俺らもこれ(anan)凄くびっくりしたよ。」

『ん、、。』

なんだかんだ、菊池もAもお互いの事
1番に想ってるのに、

いや、1番に想ってるからこそかな

喧嘩になっちゃうんだよね。

だから、喧嘩すると2人とも喧嘩した後は
凄くテンション低くなるんだよね。

中島「なんで言ってくれなかったの？」

『みんなを驚かせたかったの…。しかもあの特集って、しっかりと身体作ってる人が選ばれるじゃん？だから、頑張ってるね。って褒めてくれると思ってたの……。」

中島「そうだね、前からだけど最近トレーニングと食事制限頑張ってたもんね。凄くセクシーで良かったよ」

そう言って、頭を撫でた。

その様子を見てた菊池は、物凄い顔で睨んでたけどね。

マリと聡ちゃん、勝利が菊池を宥めてくれてるけど
今回は厳しそうだな

『でしょ？ありがとう。なんで風磨くんは健人くんみたいに褒めてくれないのかな、、、。」

しゅんっとしてるA。
やっぱりなんで怒ってるか全然わかってないんだね。

まぁ分かってたらこうならないか。

中島「Aはさ、俺らSexyZoneにとって本当に大切な大切な姫なんだよ。特に、俺と菊池にとっては唯一無二の妹なんだ。」

『私もみんなが大好きで大切だよ？健人くん、風磨くんは大好きで頼りになるお兄ちゃんだし、勝利は唯一無二のシンメだし、聡ちゃん、マリちゃんは可愛い弟だよ。』

中島「そうでしょ。そんな可愛い妹がさ、報告もなしにこんな綺麗な姿を撮影とはいえ、色んな人に見られてるって思うと気が気でないんだよ。」

そう言うと、Aは

『よくわかんない……。普通喜んでくれるでしょ…。仕事頑張ったのに…。』

中島「そうだね、普通はそうなんだけどね。そうじゃないんだよ、菊池は特に。」

そう、菊池は特にね………

『わけわかんない…。』

結局この日は、2人とも仲直りせず
(でも仕事はきちんとこなす)

1日が終わってしまった。

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