6本のバラに希望を乗せて (ページ11)

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#09 anan① ページ11

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中島side

今、SexyZoneの楽屋では大変なことが起こっている。

あわあわしてる末っ子の2人。

どう制止しようかと迷ってるセンター。

そして、俺はある雑誌を握りしめて呆然としている中

菊池とAが壮絶な言い合いの喧嘩をしている。

菊池「Aどういうことだよ。」

『どうもこうも仕事だよ、仕事。』

菊池「そんなこと分かってるけど、俺ら聞いてねぇんだけど。」

『だって言ってないもん。なんでいちいちメンバーに仕事の報告しなきゃいけないの？』

確かにAの言うことも分かる

でも、菊池の言いたいことも分かる。

何故なら…

菊池「仕事でも、こんなっ、裸同然の撮影しなくてもいいだろ！！」

そう、有名雑誌のananで恒例の某特集の表紙にAが選ばれていたのだ。

そのため、表紙のAは綺麗な後ろ姿を見せて
ベットに横になって
(もちろん服は身につけてない。)

『そんな、怒んなくてもいいじゃん。見えてないもん。撮影の時も隠してるもん。』

菊池「そういう問題じゃねーの！この雑誌を見つけた時の俺の気持ちが分かんのかよ！」

『わかんないよ！私、風磨くんじゃないもん。と言うより、この撮影のためにトレーニング頑張ってボディメイクしたんだから褒めてくれてもいいじゃん！！』

菊池「なっ、、メンバーのこんな際どい姿見せられて褒められるかよ！」

『……なんで風磨くんにこんなに怒られなきゃいけないの。風磨くんだって、水泳しながら全裸になってたじゃんか！！！変態風磨！！！』

松島「水泳…全裸っ……ぷっ」

聡ちゃん今はダメだよ笑っちゃ。
気持ちは凄く分かるけど…！？

菊池「あれはドッキリだし！仕事だし！！」

聡ちゃんが、耐えれなくて笑ってしまったことなんて気にせず2人の言い合いはヒートアップ…

そろそろやばいな…

『ほら、風磨くんだって仕事じゃん。なんなら風磨くんのがタチ悪いからね。公共の放送機関使って全国に放送されてるんだから。私なんて比にならないわ。』

菊池「だーかーら！！そういうことじゃねーの！俺はいいんだよ！Aは女の子だろ！！」

『風磨くんはすぐそうやって男だからいい、女だからダメだって決めつける！だから風磨くん嫌い！！』

あーあ、言っちゃった。
これは長引くパターンの喧嘩かな。

菊池「あー！そうかよ、俺だって何も分かってないAなんて嫌いだよ。」

そう言われたAは、顔を歪ませて俺の方へ来た。

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