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一織｢動き回って疲れました？｣
A｢ううん、全然！ただ外の空気も吸いたいなーって｣
一織｢そうですか。｣
こうやって自信が無くなる癖をやめたい。
自信が無くなると俯く癖もやめたい。
気づけば外も薄暗くなる
一織｢A、｣
A｢ん？｣
一織｢私は、職業柄あなたの好きなことを思う存分させてあげられないですし、やりたいことを一緒にすることも時間を調整しないとできません。｣
A｢……うん、｣
一織｢ですが、あなたと会っている時はずっとあなたの笑顔を見ていたいんです。｣
そうだ。
私も一織の笑顔がずっと見ていたくて、やっと恋人になれて1番近くで見守れるのに……
そうやって私はまた一織を不安にさせてる……。
A｢私、一織と不釣り合いなんじゃないかな……｣
一織｢誰が言ったんですか。それ。｣
A｢誰がとかじゃないんだけど、私ここにいてもいいのかって思う時がある……。
でも、好きなの。一織が好きなの。｣
ごめん、わがままで……
そばにいたい気持ちは描き消せないよ……
一織｢あなた、ばかなんですか。｣
A｢え……？｣
一織｢あなたが離れていこうが私が離しません。｣
一織……
A｢わたし……っ。
私も離れたくない……っ｣
一織｢ほんと、素直じゃないんですから。
……これ、これからつけて貰えると嬉しいのですが｣
そう言って渡されたのは小さい可愛い箱
A｢……香水だ｣
いつの間に……？
一織｢さっきのお店でいいのないかなと探してたんです。今日、つけてますよね香水｣
A｢う、うん｣
一織｢これからはこっちをつけてくれると嬉しいです。｣
ほんのりと香る柑橘の香り
すごくいい匂い……
A｢……ありがとう｣
一織｢恋人らしいこと、あまり出来ないですけどこれからもずっとそばにいてください。｣
A｢……はいっ。｣
ふわっと漂う香水の香りが私たちを包み込んだのだった。
Fin…
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼
次誰にしようかな(*^^*)
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作者名：てる | 作成日時：2024年2月2日 0時
