翻弄されるがまま【千】 ページ13
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A｢千さん、｣
千｢なーに｣
A｢メイクができません。｣
千｢頑張って｣
私は千さんの専属スタイリスト。主にメイク担当。
そして、千さんの彼女でもある。
これは一部の人しか知らない。
千｢ほら始まっちゃうから早くして｣
A｢誰が遅らせていると思ってるんですか…｣
千｢ぼく、って言いたいのかな。｣
はい、その通りです。
私の手首を掴んで動けないようにホールドしだり遊んだりするのやめてもらえませんかね……。
時間との勝負何ですからこちら。
百｢もう、ユキったらAちゃんとばっかり！俺嫉妬しちゃう〜！｣
A｢百さんはいいから衣装着てください！｣
ここにもめんどくさいのがいた……
百｢着替えなんてちゃっちゃと終わらせちゃうもんね〜！｣
A｢ほんとうにお願いします。｣
この位塩対応で進めていかないとこの二人はやらないんだから……
困った大人よ。
ホールドしていた千さんの手はまだ私の手を掴む
ｷﾞｭｯ、
A｢……なっ、、｣
千｢手を繋いだくらいで動揺しすぎ｣
A｢仕事中！……はなして、！｣
千｢仕事中じゃなかったらいいってことね。｣
この人はすぐあー言えばこー言う。
ほんと困ったオトナ。
コッチの身にもなりなさいよ。
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作者名：てる | 作成日時：2024年2月2日 0時
