お前、浮気しすぎだろ【灰谷蘭】

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男の人 「あ、あの。この男について調べて欲しいんです。」



そう言われ出された写真を2度見した。




A 『あ、この人ですか？』



1日ぶりだね、蘭さん
2回目の登場。とりあえず話を聞くことにした。




…




A 「は、はぁ」



凄いヘビーな話でした。要約すると、依頼人の男性が借金を払いきれず代わりに彼女の体で返済することになり彼女を蘭さんに拐われたそうです。


ここまでは、なんか悲しいお話だけど。


彼氏さん、復讐しに行くらしいです。












…おぉ、やばい人だ。蘭さんもヤバいけど、こいつの方が個人的怖いわ。自業自得だろ。彼女さん気の毒すぎる。うん、てかこいつ金あんの？絶対ないよね？






男の人 「あ、お金なら！」




そう言って出された札束の山。

…えぇと、意味がわからない。なぜそんな持ってるんだ？








A 「失礼ですが、このお金どうしたんですか？」



男の人 「それは言えないです。でも、これで君があいつについて調べてくれたら俺はあいつから彼女を救いに行く。この依頼取ってくれますよね」



A 「……」




こいつやべぇぇ。救いに行く？それは言えない？どこの戦隊ヒーローだよ。こんな金あるなら彼女が働いて返す分を少しでも減らすために渡せばいいのに、飛んだイカレ野郎だな。



A 「別にいいですけど、一つだけ！条件があります。私のことを絶対に、誰にも、言わないでください！」




男の人 「もちろんです！じゃあお願いしてもいいですか！？」




A 「はいっ！では少々お待ちください！あとこのお金、少し今見てもよろしいですか？」




偽札だと困るので、調べてみたけど普通に正真正銘の1万円札。多分全部そう。…マジで今すぐこれ送ればいいのに。



A 「何円借金したんですか〜？」



男の人 「2000万ほど…」



A 「じゃあこのお金を借金返済に使わなくて大丈夫なんですか？結構変わると思いますけど、」



男の人 「確かに、そう思いますよね。でも俺は、俺は！絶対あいつに復讐してやるっ」




…変な人、条件破らないといいけど。
多分っていうか、絶対蘭さん反社じゃん。
写真を見るからにブランド物の服ばっか来てるし、美容院もいいとこ行ってるっぽいからかなり上の方かな〜。気を抜いて調査したり着けたらバレるな。





A 「んで、何を知りたいんですか？」

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