お前、浮気しすぎだろ【灰谷蘭】

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夏の本場、8月


事務所の電話は止まらない。




A 「あ゛ーったく！私の夏休みいつだよ！」




電話を取りメモをとる。
これが午前の仕事。





A 「物を探すのは交番に行ってください。」





A 「犬を探して欲しい、ですか。申し訳ないですけどほか当たって貰えませんか？」





A 「UFOキャッチャーの攻略法？」











…何でも屋じゃねぇんだよ！？暇じゃねぇんだよ！？てかどうやってこの事務所知ったんだ！


しょうもない依頼もあれば人探しや浮気調査、情緒などについての依頼もある。いいんだけどさ、ちょっと突っ込んでいい？




A 『この人ですか？』




A 「えっ｣




A 『はぁ』




灰谷蘭についての依頼ばかりなのおかしくない？あれ。私、蘭ちゃん事務所とか書いてたっけ〜？ちげぇよ！A探偵事務所な！



楽ちんで儲かるから助かるけど灰谷さん流石にやばくない？誰かに強要したいけど出来ないんだよ……これが1人の探偵か。

依頼内容の確認などをとるこれがお昼の仕事


夜は、活動中です。おかげで三徹目。


A 「死ぬ」


最近は常にエナジードリンク片手に有ります。入ります？モンスターとレッドブルあるよ。あ、ちなみにストローなんてありません。がぶ飲みします。これA流。



A 「あの女性、浮気してないじゃん。彼氏さん重すぎでしょ、」



メモ帳にチェックして違う調査対象の元へ移動した。




……




A 「あ、こんにちは」



蘭 「あれ、元気ないですね？」



A 「あ、あぁ」



お前も朝帰りか。仲間だな！



蘭 「あ、そういえば今度仕事でアメリカの方行くんですけどなんかいります〜？」



A 「大丈夫です、楽しんできてください！」



普通の会社の人が仕事でアメリカなんか行くか



蘭 「んー、自由の女神のTシャツとか！」



A 「え？」



疲れてるんだろうな。ちゃんと休めよ。

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