嫌な予感 ページ10
『…ボクはこの中から選ぶけど…皆はどうする…？これだけ密集してるなら…一緒に行くことも考えられるけど…』
でも…ここにあるのは７つの扉。もしもこれが同じ部屋なら人数が多すぎる…どこかとどこかで分岐するかもね…
「うん、オレもここから選ぶ！」
「オレも、悩んでても仕方ねーからな」
「私もオッケーよ」
ゴンが笑顔で言って、キルアがめんどそうに言って、ルリカが強気で言った。何か自身でもあるのだろうか…
まあ他の皆もここで選ぶだろう…
なぜかって…？時間は有限。また探す時間が惜しいから
「いいだろ‼運も実力のうちってな」
「誰が最初に選ぶ？」
クラピカがそう尋ねたので、ゴンの意見でじゃんけんすることにした。…じゃんけんで物事を決めるときのことを“ゴン方式”って名付けよ…
ふぅ…改めて思うと緊張するな…
ボクだけ別でも構わないけど、なぜか緊張するな…
「１・２の３で全員行こうぜ」
「一旦お別れね！」
なんだろう…嫌な気がする…いや…大丈夫だ。ボクの実力では乗り越えられるはず。
シキが「？主人、大丈夫でやすか？」と言ってきたので、きっと冷や汗とかかいてるのかな…
スー…ハー…スー…ハー…よし、大丈夫…
「地上でまた会おうぜ」
「ああ」
「１」
「２の」
『え…あ…３っ』
ガコンッ…スタッ
びっくりしたけどなんとか着地できた…というか３の部分をボクに振らないでほしい…焦ったじゃんか
周りには…あ、人影…ってルリカ…⁉よりによってルリカとは…ゴンとキルアとレオリオとクラピカは大丈夫かな…
「わわ！A！よかったー！一人じゃなかった！」
ボクは全く良くないけどね…あ、でも…これ殺せるチャンスかもしれない…！
そんな願いも叶わぬまま、進むことになった。
…なんで《２人で進む道》とか書いてあるんだよ…ここから解釈するには、ルリカを殺せばボクは詰むっていう状態…ってことか。
なんて面倒な制度だ。とりあえず台にある腕時計をセットすると、時間が表示され、目の前のドアが開いた。
この腕時計…外せない…
簡単すぎて命懸けすぎる脱出ゲーム→←ちょっと個人的に書いてみたくなった番外編
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
よければこちらも
【H×H】歌姫な人形少女
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