【H×H】恩を返したい〈２〉 (ページ8)

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破壊という考えページ8

『…こことここと…ここも、後…そっちに４つぐらい』

「７つの隠し扉。こんなに近くに密集しているのがいかにもうさん臭いぜ」

ふむ…確かにうさん臭くはある…けど、協力して一緒に行くって線も考えられる

クラピカがさっきボソッと言ってたように、いくつかは罠かもしれないけど…

でも、ハンター試験はそういう罠はないと思う。数は人数以上だけど、それは何人ここに来るまで合格するか分からないから。

運が悪かったりすると死ぬ。そう言ってたけど、今までのを見るに、運が悪くてもボクは突破できる自信がある。

「しかもこの扉、どうやら一回きりしか開かない仕組みなんだ」

…ゴン、まあそれは普通じゃないかな？だって、受験者達全員が同じ扉に入れば、生存率も変わるだろうし。それを防止するためにっていうのは十分ありえる。

だから、それは普通のことで、逆に言えば…「何があっても助けを求められない」ってこと。

まあ、ゴン達以外に助ける奴なんてそうそういないけどね。

「別の場所で偶然、誰かが扉を降りてくとこ見たんだ。でも下からロックされてて、そこはもうビクともしなかった」

そうか…破壊したら一発なんだけどね…ウボォーの超破壊拳(ビックバンインパクト)とか、フィンの廻天(リッパー・サイクロトロン)とかならこの塔くらいは破壊できるんじゃないかな。

「つまり扉は一つずつで、皆バラバラに行かなくちゃいけないってこと？」

「ああ」

うーん…別れれば別れるで床を一気に破壊して…いや、破壊する考えやめよ…

ちょっと申し訳なくなってくる。下に人いたら潰しちゃうからね…念をパンチに込めるだけでかなりの威力があるからね

ウボォーとか技はそれの強化版みたいな感じ。

「確かにこの幅じゃ一回につき一人がくぐるので精一杯だな」

でも…やっぱり、こんな近くに密集しているなら一緒に行くのも十分に考えられる…