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暗闇に、独りぼっちだった




どこまで歩いても光なんて一向に見える気配はなくて





みんなどこ・・・






もう嫌だよ







独りぼっちなんてもう嫌だ、









『阿部ちゃん・・・』









そうつぶやいたとき









「・・・A、、、


A・・・!A!!!!」








遠くで、私を呼ぶ声が聞こえる









この声、






『阿部ちゃん、!!!!』









だんだんと光が差し込み、

あたり一面が真っ白になる。









そして、次に目に飛び込んできたのは







「A、!!!


大丈夫、!?分かる??さっき倒れちゃって、」



『あ、べちゃ・・・』








今にも泣きそうな顔をしてる阿部ちゃんだった




私・・・、なんで






一生懸命記憶をたどって





あ、、、、薄々思い出してきた、








そうだ、私、







ab「大丈夫。

焦らないで、俺らはそんなことでAを嫌いになんてならないし、


まずAがそんな奴じゃないことも知ってる」






『・・・でも、みんなまで悪く言われちゃう、』






ab「言いたい奴は言っとけばいいの。

俺は周りの行けんじゃなくて自分の気持ちで動くから。


俺はAが好きだから、一緒にいたい」







・・・・・え、








ab「・・・ああああ!!あの、好きって言うのは、その、そういう意味とかじゃなくて

いや、そういう意味なんだけど、って何いってんだ、


いや、あの、だからね、その、!!」



『・・・ふっ笑』






あまりの慌てようが可愛くて思わず吹き出してしまった


そんな私を見て、阿部ちゃんも少し頬を膨らませて拗ねたそぶりを見せた後




2人で顔を見合わせて笑った。






何もかも忘れて、幸せな時間だった。








阿部ちゃんとこれからも一緒に居たい、そう思った。



















阿部ちゃんのことが好き、そう確信した日だった。

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作者名:華子 | 作成日時:2020年7月27日 8時

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