・ ページ13
「なんでおんの？」
今は、亮ちゃんも加わってお昼ご飯中
「俺も休みやからサーフィンしに行こと思って、道走ってたら、丸たちが乗った車が見えたから追いかけてみてん」
「よー分かったな亮ちゃん」
「丸なんか一発で分かるわ笑」
「でもそれならついたと同時に声かければ良かったじゃん？」
「あー、それは……」
亮ちゃんが目線を遠くにするから丸ちゃんと目で追っていく
「「あー……なるほど……」」
そこに居たのは、砂に埋まってる大倉
どうやら、あいつ拾って来たからついさっき着いたばかりらしい
「亮ちゃんが埋めたの？」
「いや、着いてすぐあいつが埋まりたいって言うから…」
埋めてたら寝たんだって、なんだそれ
「おし、なんなら俺が顔まで埋めて来たるわ」
「ちょっとA！
動画準備するから待って」
「丸ちゃん笑笑最高かよ笑」
「あ、亮ちゃんスコップ貸してな？」
「あ、うん…」
「大丈夫、殺しはせんから笑」
亮ちゃんが俺のこと人殺しみたいな目で見るから笑
でも、今まで溜まった大倉への恨み(主に食べ物勝手に食べられた)返させて貰お
錦戸サイド
「律儀に鼻の穴以外覆いやがって……」
こんなんじゃ、顔に砂かけて欲しいって言ってるようなもんですよーって言いながら起きないように砂をかけると言うか、盛っていくA
俺？俺は動画撮っとるだけやで？笑だって後々めんどくさいやん、あいつ
「ふっふーん、食べ物の恨みは怖いんやでー」
その時大倉が動いた
「う…ん、ん…？目が開かへん…？」
亮ちゃん？って探してるけど周りも丸が水流して固めたから出るに出れない
横で大笑いしてる丸とA
なんか、可哀想になって来たな……
ドサッ
ん？
見ると大倉が起き上がってる、やっぱ熊って力あんねんな
「ちょっと亮ちゃーん、いくらなんでも埋めすぎや……」
大倉の目に留まったのは大笑いしてる2人、まだ気づいてないみたい
俺の方見て、指差してくるから取り敢えず頷いとく
ごめん2人とも
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aom | 作成日時：2018年10月26日 23時
