『Y型女子』と『C型女子』の徒然なる日記4 (ページ48)

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＃13 ページ48

Aがビックリした顔で僕を見ている。

その目は、段々と潤み始め･･･。

YH「ごめん。泣かな･･･」

ピロリロリ～ン。

何だよ！こんな時に。

山本さん？

YH「もしもし。うん、おはよう。え？昨日渡した資料？
ちょっと待って･･･」

不安げなAを残し、電話をしながら
僕は一度、自分の部屋に戻った。

YH「あぁ、あったよ。もうすぐ着くの？うん、分かった。
じゃあ、またあとで･･･」

話の続きを･･･と思い、リビングに向かうと
そこにAの姿はなかった。

まさか･･･。

慌てて玄関を見てみるとAの靴がない。

まだ話の途中だったのに。

僕が声を荒げたら、ちょっと怯えた目をして
今にも泣きそうだった。

どうして、ちゃんと話してくれないんだ。

これは私の問題･･･って。

違うだろ？

僕とA、二人にとっての大事な話なんじゃないの？

このままじゃダメだ。

そう思い、すぐさまAに電話をかけるが全く出る気配がない。

このまま僕のことを避ける気？

それなら･･･。