TVXQユノ　Your shine☆彡YUNHO (ページ7)

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気になる人ページ7

「気になる人がいるんだ」

ユノが、そんなことを言うのは
もしかしたら、はじめてかもしれない。

チャンミンは、飛行機の中で、口を開けて寝ているユノを見ながら
ふと思った。

今日、休憩から戻ってくるなり、そこら中にいるスタッフに

「子猫を飼える人は、いませんか？」

と、いつもの情熱の３００倍は超える
勢いで子猫の飼い主を探していたユノヒョン。

これは、何かあるなっと思った俺は、ユノにカマをかけた。

チャンミン「その子猫って、女絡み？」

ユノ「ちっ、ちっ、ちっがうよ～チャンミン！！
子猫拾って、その猫を預かってもらってる女の子がいるから
女絡みといえば、そうだけど、い、い、意味が違うんだよ～チャンミン！！」

ユノの動きが、いつもの５００倍くらいの勢いで早くなり
あきらかに動揺している。

・・・図星か。

ユノヒョンは、本当にわかりやすい男だ。

仕事では、完璧を目指してるけど
普段のユノは、とても単純で
子供みたいに無邪気で
わかりやすい男。

本当に俺より年上か？と思うことが度々あるほど、ピュアな性格だ。

チャンミン「じゃあ、ユノは、その子猫を預かってくれてる女の子のこと
どう思ってるの？」

ユノ「えっ・・・それは・・・」

ユノは、鼻を指でこすって困ったように、こう言った。

ユノ「気になるんだ。気になる人なんだ。
今日はじめて会ったばかりなのに、なんか胸が、こう～っ、苦しくなって
彼女のことばかり考える・・・」

チャンミン「それ、世間一般では、好きって言うと思うんだけど？」

ユノ「えっ！？」

ユノの顔がパァーっと見る見る間に真っ赤になる。

ユノの顔が赤くなるのを見るのも、はじめてかもしれないと
チャンミンは思った。

ユノ「それは、違うよチャンミン。
きっと会ったばかりの彼女に、子猫を預けて
悪いなあと思ってるからだよ。
そんなに簡単に俺は、人を好きにならないから！！」

ムキになってる・・・

素直になればいいのに・・・

チャンミンは、思った。

ユノヒョンは、昔、凄く悲しい失恋をしたことがあるって
聞いたことがある。

それから、恋愛には臆病で(本人に言わせれば慎重)
前に進むのが怖くて、恋愛をするのを避けてるのかもしれないな・・・

チャンミンは、口を開けて寝ているユノの唇を、指でつまんで閉じた。

飛行機は、もうすぐインチョン空港に着陸する・・・

2010.9.17