TVXQユノ　Your shine☆彡YUNHO (ページ26)

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ミラクルページ26

リカの様子がおかしいことに気づいたのは、飛行機がインチョン空港を離陸してすぐの出来事だった。

トイレから帰ってきたリカは、映画を見ようと(SEX AND CITY2)
イヤフォンを
耳につけ、モニターのセッティングしていた
私の右肩をグイッと急に引き寄せた。

A「な、何！？どうしたの、リカ。びっくりするじゃない～」

キャビンアテンダントが、軽いディナーの準備をする中、
完全に眠りに入っているお客もいたので、
私は、リカをなだめるように、なるべく小さな声で
そう言った。

リカ「と、と、と、と、とい、トイレに」

A「落ち着いて、リカ。
それに声大きいから、なるべく小声でね」

私は、リカに耳を近づける。
リカは、震える手を私の耳にそわせて

リカ「トイレにジェウクがいたの」

A「へっ！？ジェウク！？」

リカ「A、声でかい！」

A「あ、ごめん。
(小声で)トイレに、ジェウクって、どういうこと！？」

リカ「トイレから出たら～、ジェウクが立ってたの」

A「だって、ここエコノミーだよ？ジェウクみたいな芸能人なら、
ファーストクラスとかビジネスなんじゃないの？」

リカ「でも、ジェウク、プライベードでも、
日本に来ることあるらしいんだよね。
だから、エコノミーかもしれないし。
ビジネスのトイレが混んでて、エコノミーの
トイレにきたかも。ここビジネスから近いし・・・」

A「で。ジェウクどうだった？」

リカ「私、思わず、ジェウクって、声がでちゃって・・・

(回想中)

トイレから出てきたリカ。
トイレの前で、うつむき加減で、たたずむジェウク。

無造作な髪は、耳にかけられ、黒系のラフなＴシャツに、
細身のデニムをはいている。

その姿は、まさに、キム・ジェウク。

リカ「ジェウク！！」

ジェウク「ん？」

リカの声に思わず反応するジェウク。

リカ「あ、やっぱり。
あ、あの私、今回のジェウクのファンミに参加してて
それで日本に戻るところなんです」