TVXQユノ　Your shine☆彡YUNHO (ページ19)

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誤解ページ19

ユノ「あっ・・・」

A「この東方神起のユンホさんって、ユノさんですか？
顔そっくりだと思うんですけど・・・」

ユノ「あ、はい。そうです。オレです。あ、でも、これには」

A「私、何にも知らなくて。
ユノさんが、そんな有名な人だったなんて。
ユノさん、カッコイイから、モデルさんかな？
なんて思ったりしたんですけど
まさか、東方神起のユンホさんだったなんて。そういうの、うとい私でも
東方神起が、凄い人気あるのは知ってます」

ユノ「あの、Aさん、ちょっとオレの話を聞いて下さい」

A「いいんです。私は、ユノさんのネコを預かってるし、
韓国で偶然あったから、ユノさんもてなしてくれたんですよね？
ユノさんみたいな有名人が私のこと・・・いえ、なんでもないです。
私、帰ります」

ユノ「待って、Aさん」

ユノさんは、私の腕を掴んだ。

ユノ「ちょっと待って、誤解なんです。ちゃんと説明させて下さい」

A「大丈夫です。ちゃんと、ネコちゃんは飼い主が見つかるまで
預かりますから、安心して下さい。じゃあ」

私は、ユノさんの手を振り払った。

ユノ「Aさん！」

もう、ここには、いたくなかった。
自分をこれ以上虚しくさせたくなかった。

ユノさんにとっては、きっと、私は、ひとときの思い出だったんだよね？
だって、世界の東方神起のユノさんが、私なんか相手にするわけがない。

そんなことが頭に沢山浮かんで、情けなくて、悲しくて、涙が止まらなくて
もう、ユノさんと一緒にいることが耐えられなかった。

ユノさんが追いかけてくる気配は感じたけれど
私は、エレベータで一階に降り、素早くタクシーに乗り込んだ。

サヨナラ、ソウル。

サヨナラ、ユノさん。

私は、両手で涙を隠しながら、声を押し殺して泣いた。

タクシーは、ホテルへと向かっていった。

2010.10.30