209 -KHside- ページ9
KH「でも……どうしますか？これ、入っていいんですかね」
HC「まー、校門空いてるしな。ばれなきゃいいだろ」
KH「でも僕たちわかりませんよ、校内なんて…」
TM「ヒョン！」
振り返ると、そこにはバンから降りてくるテミンとジョンヒョン。
KH「何でここに？」
JH「仕事終わった時に電話もらったんで、テミンと来たんです」
HC「おいテミン、早く案内しろ！」
TM「こっち！」
テミンを先頭に進む先は、人気のない校舎。
まるで幽霊でも出るんじゃね？っていうくらい不気味で、非常灯の明かりすらない。
本当にこんなところにいるのか？
もしかして寝てるだけ、とか…。
TM「ヒョン……あれ……」
最上階の一番奥。
真っ暗闇の中、携帯の明かりを頼りにしていた俺たちの足が止まる。
テミンの視線の先にある部屋には、ほうきのようなもので何本もふさがれ、ガムテープで乱雑に留められているドア。
HC「っ……早くはがせ！」
寝ていたわけじゃない。
誰だよ、こんな嫌がらせ。
何でだよ、何でAなんだ。
俺はガムテープをはがしながら涙が出そうになった。
テミンも泣きながらはがしている。
TM「っ……A！！」
テミンが開けた扉の正面。
Aがうずくまるようにして倒れているのが目に入った。
KH「……A！おい、A！しっかりしろ！」
揺さぶっても目を覚まさない。
俺は抱き上げた。
抱き上げて、抱きしめて、
自分のふがいなさに涙が出る。
もっと早く気づいていれば、何とかなったかもしれない。
冷たい体温は、まるで最初に会った日のよう。
力のないAの体。
もう二度と、こんな風にさせない。したくない。
俺はそう誓った。
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りり - [あと少しだけお待ち下さい]て言いながら、いったい何ヵ月更新を止めてるわけ？ こっちの方がメイン小説なんでしょう？ 読者の中には短気な人もいるって知っといていてほしいものだわ (2015年8月9日 23時) (携帯から) (
レス) id: cd6a5aedf4 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - yunさん» コメントありがとうございます！同世代の方なんですね^^この小説を読んでくださっている方々の年齢層をいまいち掴めていない私です笑 あと少しだけ更新を待っていてくださるとうれしいです！これからもよろしくお願いします＾＾* (2015年6月1日 14時) (レス) id: 30822a8654 (このIDを非表示/違反報告)
yun(プロフ) - ふふ笑 同い年くらいなのかな？私は大学生にならずに社会人として働いてます。この小説を読んでニヤニヤしつつ頑張っていただかせてます。更新待ってますね〜 (2015年5月28日 1時) (レス) id: 8113b99015 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - cn1019ynk1202さん» コメントありがとうございます^^今は精神療養に入っています。この作品を呼んでいただけて私も心から嬉しいです！この小説の更新も随時行いますので、もう少しお待ちくださいね！今はHereのプロット溜めを消化しています（笑）良ければ読んでみてくださいね^^ (2015年2月25日 22時) (レス) id: 565b4c7e83 (このIDを非表示/違反報告)
cn1019ynk1202(プロフ) - いつも、楽しく読ませて頂いてます。大学受験お疲れ様でした！そして、第一志望合格おめでとうございます(^^*)これからも、この小説の続きを楽しみにしていますので、学業と小説の更新大変だと思いますが、楽しみにしているのでどちらも頑張って頂けたらと思いますwww (2015年2月25日 2時) (レス) id: 94e4946b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまき | 作成日時：2014年12月7日 14時
