48 -KHside- ページ48
先生からの話が終わると、しばらくここで待つように言われた。
どうやら電話の内容からすると、今からここに彼女がくるようだ。
ヒョン達はここにいないハンギョンヒョンとシウォンヒョンに連絡をしている。
Aちゃんの過去は、俺の想像をはるかに超えるものだった。
義父からの暴力。
母親の心中。
味方が誰もいない。
自暴自棄になった感情。
そんな彼女に俺は何ができるだろう。
あの瞳に、生気を宿すことができるだろうか。
表情を取り戻すことができるだろうか。
そしてあの声……。
俺たちしかいないんだ。
しばらくすると彼女はジヌさんとともに入ってきた。
制服着てるってことは、学校帰りか。
きっとこの話を知らないだろう。
彼女は表情を変えず、必死に今の状況を読み込もうとしている。
すると、ジヌさんの方を見て問い詰めるように言った。
「ジヌ、私のことが嫌いになったの？」
表情は変わらずとも、その言葉からは彼女が不安なんだってことは十分に読み取れた。
ヒョン達は心配そうにその成り行きを見守っている。
するとジヌさんは彼女を抱きしめた。
それは恋人同士のハグではなく、
それ以上に意味のある、誰にも分らない絆があるように見えた。
JN「A、もっと自由に、人らしく、生きてほしいんです」
ジヌさんは誰よりもAちゃんのことを想っていた。
その一言から、そんな気持ちがあふれているように感じた。
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たまき(プロフ) - あ〜茶さん» オンニですね！！ありがとうございます^^心の傷は一生ものかもしれませんが、自分にしかない宝物だと今では思って過ごしています。表現おかしい（笑）一人のママさんとして、あ〜茶さんとして、今日も小さな幸せが見つかりますよう……。そろそろ鉛筆握ろうかな（笑） (2014年10月3日 0時) (
レス) id: 565b4c7e83 (このIDを非表示/違反報告)
あ〜茶(プロフ) - はじめまして、トゥギと同い年の未婚ママですｗ今日、初めて小説読み始めました♪読んでるうちに、物語にひきこまれました。私は違う意味で、心に傷があるので共感する部分もあって☆受験勉強がんばって！続きもこれから読むね〜 (2014年9月30日 21時) (レス) id: a2048fa596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまき | 作成日時：2014年8月28日 1時
