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───…
「どうしたの？」
『あの、さっき嬉しかったんです。』
「ん？何が？」
『ヒチョニの事、悔しがってくれて。ありがとうございますっ。』
本心だったから、
ありがとうと言われる事が
不思議で首をかしげれば、
『ぼくは、見てるから。』
合宿で皆の努力を見てるから、
ヒチョニやユンドンが１番だと
思ってても、
他の子達の努力を知っているから
私ほど素直にそう言う感情を出す
事が出来ないと言ったヨンフンくん。
あぁ、そうなのか…
『あと、もう一つありがとうな気があります。』
「ん？」
『今日、ぼくがこうして一緒に観ようと思えたのはAのお陰なんです。』
全然分からないけど、
私何かしたっけ？
そう思いながら目を合わせれば、
ヨンフンくんは穏やかな表情で
微笑むと、
『かっこ悪いぼくでも、受け止めてくれる人が居るって考えましたっ。』
「...？」
『昨日、何も出来なくてごめんねとAは言いましたけど、そんなことないです。』
「...、」
『Aは、いつもぼくのこと、ぼくより表現してくれます。Aはぼくの心みたい。』
「...、」
『ぼくが泣きたい時、いつもAが泣いてくれます。ぼくが嬉しい時、ぼくより笑ってくれます。』
「...、」
『ぼくが悔しくて悩んで居た事も、Aは同じように思ってくれました。』
実は、来週の放送でぼくのチームは
負けるんです。
ぼくは自分の役割がちゃんと
出来なかった事が悔しかったし、
きっとこの放送を観るAに、
またかっこ悪い所を見せてしまうのが
応援してくれてるの分かってるから
とても恥ずかしくて嫌だと思ってた…
落ち込む姿を見せることも、
男として恥ずかしいと思ってた…
そんな事を言うヨンフンくんを
見ていると、心が苦しくなる。
『って、昨日話そうと思ったけど言えなかったんです。だけど、自分の気持ちを言うことも出来ない弱虫のぼくの事もAは受け止めてくれました。無理に話さなくても良いって。』
「...、」
『その時思ったんです。...あー、Aはぼくよりもぼくを受け止めてくれる天使だなって。』
そんな事を言いながら、
私を自分の膝に座らせ後ろから
ギュッと抱き締めたヨンフンくん。
『..でも、だからこそぼくはAがずっと幸せな気持ちで居る事出来るように強くなります。これからは絶対に悲しい想いも悔しい想いもさせない、ぼくはAの為にデビューします。』
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ぽんさん。(プロフ) - ゆゆさん» 感想ありがとうございます！書き始めた当初が辞退後だったので少しでもそこの部分が伝わればいいなと思っておりました。本当、彼らには花道だけを歩んで欲しいものです(泣)引き続きよろしくお願いします♪ (2020年3月26日 0時) (
レス) id: cdea3b5710 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 作者様の、楽しいだけじゃないリアルな描写がとても好きです、、本当に心ないコメントを態々残すような人がいなくなればいいのにな、とか考えちゃいました(泣)夜な夜なご免なさい... (2020年3月2日 3時) (レス) id: e05f589c4d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんさん。(プロフ) - みるさん» コメントありがとうございます！しかもこんなに褒めて下さって…(;_;)嬉しいです。そうですね、夢主とヨンフンくんが幸せになれるよう願いながらお話を書いてます。ラストまでお付き合いくださいっ。 (2020年1月3日 2時) (レス) id: cdea3b5710 (このIDを非表示/違反報告)
みる - 素晴らしお話しすぎます…胸が痛いです(;_;) ヨンフンくんと夢主が幸せになれたらいいのに…作者様天才です。もっと評価されるべきです…更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！！ (2020年1月1日 16時) (レス) id: e856cc79b4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんさん。(プロフ) - Mioさん» わぁ！コメントありがとうございます！ヒチョとの絡み、お話の参考にさせていただきます！！ありがとうございます (2019年12月24日 22時) (レス) id: cdea3b5710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん | 作成日時：2019年12月24日 17時
