出逢えて幸せでした (ページ32)

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ー19時ー

「げん！きしくん！ここに座って！」

げん「本当に見えんの？」

「見えるからっ！もうすぐ始まるよ」

ヒューーーーーーーードーーーーーーーン

「うわー綺麗！！！」

げん「…すげぇ……」

きし「うぉぉぉぉぉぉ！！！！！見た？！今！ハートだったぞ！！！！ほらほらほら！！！」

げん「きしくんが1番はしゃいでんじゃん！！！」

「確かに笑」

きし「ごめんごめん笑あ、俺、なんか飲み物買ってくるわ」

「うん！」

ここから見る花火はすごくいい

「綺麗だね～本当に」

げん「…A。ありがとう。俺のためにここまでしてくれて。俺、今、めっちゃ幸せ。もう心残りはない！！！！」

げん…

「心残りはないってまだやりたい事いっぱいあるでしょ笑」

げん「ううん。ほんとに今幸せだからこれ以上に幸せな事を求めるのは悪い気がする。こうやってA見れて本当によかった。屋台も行けて花火もちゃんと見れて。本当にありがとう」

「…ありがとうは私の方だよ。げんがあの時私を笑わせてくれたからげんと仲良くなれたし病気ともちゃんと向き合えたの。ありがとうね」

げん「また見ような花火。今度はちゃんと見に行って」

「そうだね」

きし「おーい！どっちがいい？」

きしくんが戻ってきたらちょうど大きい花火があがった

げんが幸せって思ってくれるだけで私は嬉しいよ