〜ユールの祝福〜 ページ37
ソーマ「ほんとに自撮り下手だな」
グリム「ブレブレだゾ…ゴーストのオッサンにやってもらったらどうだ？」
『何か折角だから一緒に映りたいらしくて…』
ソーマ「じゃあ、俺が撮ってやるよ」
そういうソーマさんに甘えて、スマホを渡して撮ってもらった。
で、かなり反響があってコメント欄が埋まったのである。
が心配の声で埋まるのは…あと数時間後の話である。
＊＊
グリム「食ったゾ〜」
『牛になるよ、グリム君』
グリム「オレ様、牛じゃねぇーゾ！」
食べ終わってすぐにグデェーとソファに寝転がるグリム君。
食器を片づけて、食後の紅茶をソーマさんと飲む。
『ソーマさん、結局ソーマさんはどんな用事でここにいるんですか？』
ソーマ「ん？…あぁ、言っていたなかったな」
カチャッとカップを置いて、ソーマさんは私とソファーに寝転がるグリム君を見た。
ソーマ「今回の件で、お前も学んだだろ。魔力が無いお前が、アレを相手にするのにどれだけ危険か」
『…アレって……影の事ですか』
ソーマ「彼方側で、お前はアレに噛まれたそうだな」
そっと影の蛇に噛まれた部分に触れる。
今は噛み痕は跡形もなく消えて居る。
ソーマ「あちらで傷つけば、こちらでもお前は傷を負う事になる。
そして…あちらでお前が命を無くせば、こちらでも存在できなくなる」
いつも胸元にある白蜜結晶に触れる…が、そこには姿形残っていない。
あの時割れてしまったからだ。
ソーマ「クロウリーとちょっと話して、な…お前をこれからどうするか…アイツも色々と驚いていたから」
『…あ、学園長！忘れてた！』
ソーマ「お前、何したんだ？随分と怯えていたが」
ジャミル先輩の件でキレたのすっかり忘れてた…て、事は電話してきたんだ。
ソーマ「そこで色々と話して、俺は改めて決意して、ホリデー中…というか、ユールが終わるまではここでお前達を見ることにした」
『…見る？…て、お前達？』
するとソーマさん立ち上がり、ソファーで寝転がるグリム君を抱え、私に投げる。
ほにゃぁー！？と叫ぶグリム君を受け止める。
パチッとソーマさんが指を鳴らすと、机の上に何か色々と袋や箱が現れた。
ソーマ「俺からのユールのプレゼント…そしてお前の為に必要な物だ」
『私の…為に？』
ソーマ「喜べよ、ガキ共。このユールの期間、
大魔法士【全知全能の神】とつけられる俺、ソーマ・オージン・フィードがお前達にしか出来ない技術を教えてやる」
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ALICE(プロフ) - ちりさん» オリジナル部分はメインに介入しすぎないか、たびたび不安になりますが感情を乗せて読んでいただけたならば幸いでとてもうれしいです！度々のオリジナル要素が増え続けるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 (2020年9月24日 17時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ブルーフェザーさん» 5章のメインストーリー楽しみにしていただきありがとうございます！迅速であげさせていただきましたので、楽しんでいただければ幸いです！今後ともよろしくお願いいたします (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ゆゆさん» 返信遅くなり申し訳ありません！一気読み大変なのに、ありがとうございます！これからも頑張って行きます！ (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 五章ずっっっっっっと待っていましたぁ!!!!今度はどんなお話の展開になるか楽しみです!!!番外編も本編も楽しみにしています!!!! (2020年9月14日 21時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - キタキタキタァァァ！！！五章楽しみです！！！更新ワクワクしながら待ってます！！！ (2020年9月14日 20時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月31日 23時
