第三章 81＿深いため息 ページ48
エ・デュ「「……」」
ジャック「何だよ、その顔は！寮へ連れて行くだけだろ！！」
エース「いえ、別に〜“A、意外と小さいだな”とか考えてないか不安になっただけです〜」
デュース「真面目なジャックなら間違いは冒さないよな」
ジャック「…お前等、こういう時だけ仲いいよな」
ジャック君が2人からジーッと見られていたため、下ろしてと告げたが、却下される。
そして、今日はそのまま解散となり、それぞれの寮へ戻った。
_______________オンボロ寮
サバナクロー寮へ一度戻ったのだが……何だか気になり、オンボロ寮へ1人訪れていた。
部屋の中が明るく、人の声が聞こえる。
まさかと思うけど、既に部屋の中を改築しているのでは……。
もう此方側の敗北決定かよ…ムカつくなぁ。
明日が契約満了の日。
明日の日没までに写真を盗りに行き、アズール先輩の前に出さないと……オンボロ寮には二度と戻って来れない。
どうすればいいんだろう……。
溜息を吐き、オンボロ寮の門に背を付ける。
＿＿＿【溜息なんぞ、らしくないな】
『溜息だってつきたく……ん？』
足元から声が聞こえたので、下を向くと…ノームがにょろっと出てきていた。
いや、大地の精霊でも……どんな登場の仕方だよ。
『ノーム、普通に出てきてくれない？』
ノーム【じゃあ、砂嵐出すぞ】
『今の方法でいいです』
砂嵐出されるくらいなら、今の登場の仕方でいいよ。
ノーム【おい、何溜息吐いてる
あと、ボロ寮の中身が煩ぇぞ】
『……契約があってね』
ノーム【アズール・アーシェングロットとの契約だろ】
『知ってるの？』
ノーム【ドリュー達が騒いでた
お前からのお願いだって】
あ、そうか…アズール先輩の弱点を探っていた時…お願いしたんだ。
まぁ、結果は妖精達でも分からなかったらしい。
何でも、VIPルーム周辺は妖精避けに“鉄のお香”とやらが焚いてるらしい。
だから、契約書自体の弱点を探るのは無理だと…。
ノーム【あと、野郎の契約書の内容は、
妖精の世界でも有名だ。
タコの人魚にしちゃ、強すぎる魔力の使い手だからな】
妖精や精霊にまで噂されているよ…アズール先輩。
どんだけ末恐ろしいんだ、あの人は…‥。
ノーム【んで…ここに来た目的だが…！】
ふと、何かに気付いた様に周りを見渡すノーム。
ノーム【ヤベェ奴が来る
俺は一旦戻るぞ】
そう言い、ノームは砂の中へ戻った。
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ALICE(プロフ) - sannkayouさん» ご指摘ありがとうございます！修正いたしました。 (2022年7月3日 13時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
sannkayou - 第六幕の3章57で『ナイトレイブンカレッジ』が『ナイトオブカレッジ』になっています。 (2022年6月2日 16時) (レス) @page22 id: 9daed769cc (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 麗さん» 32.37とも修正させて頂きました！！何度も誤字に関するご指摘下さりありがとうございます！ (2021年2月28日 2時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 37ページ 頭)があるんだろ ) は不要ではないでしょうか？ (2021年2月27日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 32ページ 何であいつ着てんの とありますが 来てんの ではないでしょうか？ (2021年2月27日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月21日 18時
