第六章91＿無駄のないスキル ページ44
＿＿S.T.Y.X.研究所‐指令室
オルトと共に移送を完了し、指令室まで戻って来た。途中オペレーター2人とすれ違ったから、中にいるのはイデアさんだけだろう。
予想通り、彼はピックアップされるデータを1人で眺めていた。
オルト「全被検体をヒーリングルームへ移送完了したよ」
メラリー「全員、よく眠っているわ。暫く起きないと思います」
イデア「おつかれさま、オルト、メラリー」
労わりの言葉をかけ、被検体B、Dのデータ…レオナ・キングスカラーとジャミル・バイパーのデータを巨大なモニターに表示させた。
イデア「あ、メラリー。キーあんがと」
メラリー「いいえ。寧ろ一人お疲れさまでした」
オルト「わあ〜！どちらも優秀な数値だね」
オルトが喜々とした声を上げ、モニターをウキウキと見ていた。
メラリー「二人とも、防衛魔法のステータス高くないですか？さっきの3人レベル超えてるし…」
イデア「レオナ氏は王子様で、ジャミル氏は超ハイスペック従者ですからなぁ〜」
イデアさんの言葉を聞いて納得した。
常日頃から暗殺だの毒殺だの、一般人と違って“死”が身近にあるのが2人の特徴だ。
そりゃ、防衛魔法にも気を配るか。外部だけじゃなく、内部まで徹底している。
金持ちや権力者って苦労するのね……て、これは私達が言えた義理でもないか。
イデア「レオナ氏は幼少期から高度な魔法教育を受けてるのが如実にわかる。魔法の発動スピードも魔法保有量も非常に優秀。中でも出力の微調整がピカイチで、敵の攻撃威力に合わせて繰り出す防衛魔法はお見事でござる」
メラリー「そのうえ、魔力の無駄遣いがない。無駄なブロット蓄積する心配もなさそうね」
オルト「ストレス負荷によるブロット蓄積値に大きな変動がないのもポイントが高いね」
イデア「うーん、でもこれに関してはなんとも言えないっすな」
イデアさんの言葉に「どういうこと？」と、首をかしげるオルト。
何となくだが、言いたい事は理解できた。
メラリー「暗殺とかの急激的なピンチならまだしも……感情なんかの爆発で、この蓄積量がどうなるか分からない…ってことですね」
イデア「正解。今回計測できないのが残念」
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時間の止まったリス - 6章の新しいお話が解禁になりましたね! 今月末にも新しい章が解禁になります(☜何の話するか忘れた)。5章のお話にあったように、就職活動お疲れ様です。次の更新まで首を長くして、でも適度に(語彙力がしにました)待ってます！ (2022年3月4日 14時) (
レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ほんぽんさん» あけましておめでとうございます！ここまで読んでくださり、ありがとうございます！新年が始まり、作者自身も忙しくなり更新が出来ない時期が度々出てくるかもしれませんが、頑張って続けていきたいと考えています。これからも応援をよろしくお願いいたします！ (2022年1月3日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ほんぽん - あけましておめでとうございます☀️ 昨日から新年が始まりましたね。作者様も、今年もお体に気をつけてお話を作ってくれたら嬉しいです。応援してます! (2022年1月2日 9時) (レス) @page8 id: 36b84f5ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2021年12月30日 22時
