第六章78_S.T.Y.X.調査部門課長代理 ページ31
メラリー「おじい様とまた喧嘩したらしく、遺跡の調査の命令がつけられてます。家にも戻れるのはそれが終わってかららしいですよ。で、娘の私が代理で」
イデア「あー、あの堅物の爺さんか。引退したってのにまだまだ元気だよね、とっととすっこんでほしい所だけど……お互い、ほんと面倒な人生だよね。人生ゲーから壊滅的ですわ」
メラリー「お父様は平和主義者でおじいさまは厳格主義者だもの。まあルーレット回していい当たりが出たらいいですね。私達の場合はマスが動かない人生ゲームですけど」
イデア「だね。乙だわ〜」
本当にねと言いイデアが持っていたタブレットを奪いとる。
それに対して目線で訴えつつ「僕、所長代理なんだけど」とボソリと呟く。
メラリー「秘密保持、とったんですよね」
イデア「うん。ついさっき。今から検査準備」
メラリー「バトルシミュレーターの準備は既に?」
オルト「うん!バトルシミュレーター、観測用制御卓の準備はすでに完了しているよ!メラリーさん!兄さん!」
兄と同じようにメラリーの存在に驚いた様子を見せないオルト。
彼の言葉に「
イデア「メラリー。オルトと一緒に検査お願い」
メラリー「了解。レベルはどうします?」
イデア「第一段階は50%。第二段階でMAXにあげて」
メラリー「はい。それじゃあ、被検体のA、C、Eから行こうか」
オルト「はーい!リドル・ローズハートさん。アズール・アーシェングロットさん。ヴィル・シェーンハイトさん。僕らのあとについてきて」
アズール「いやいやいや、何も話さずそのまま行こうとするんですか!?」
リドル「彼女は、RSAのメラリー・ティファニーだろう?どうしてここに…」
メラリー「そんなの簡単よ。ティファニー家がシュラウド家……もとい『S.T.Y.X.』に従う財閥だからよ」
アッサリと暴露するメラリーに「えええぇえ!?」と大声を上げる面々。
イデア「またアッサリ暴露するよね。一応秘匿組織なんだけど」
メラリー「あの安っぽいPV見せてブロットの説明もしたんでしょ?今更過ぎなのよ。それにどうせ知ったとしても後々意味を持たないわ」
イデア「ま、それもそうだけどね」
「まあ自己紹介くらいはしてあげる」と言い、驚く5人に向き直るメラリー。胸に手を当て、軽く会釈する。
メラリー「オーバーブロット被検体の皆さん、『S.T.Y.X.』調査部門課長代理、メラリー・ティファニーよ」
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時間の止まったリス - 6章の新しいお話が解禁になりましたね! 今月末にも新しい章が解禁になります(☜何の話するか忘れた)。5章のお話にあったように、就職活動お疲れ様です。次の更新まで首を長くして、でも適度に(語彙力がしにました)待ってます! (2022年3月4日 14時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ほんぽんさん» あけましておめでとうございます!ここまで読んでくださり、ありがとうございます!新年が始まり、作者自身も忙しくなり更新が出来ない時期が度々出てくるかもしれませんが、頑張って続けていきたいと考えています。これからも応援をよろしくお願いいたします! (2022年1月3日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ほんぽん - あけましておめでとうございます☀️ 昨日から新年が始まりましたね。作者様も、今年もお体に気をつけてお話を作ってくれたら嬉しいです。応援してます! (2022年1月2日 9時) (レス) @page8 id: 36b84f5ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2021年12月30日 22時