第六章77＿場違いな彼女 ページ30
NO SIDE
＿＿S.T.Y.X.研究所‐会議室。
青と黒が基調とされたメカニックな会議室には連れ攫われたリドル、レオナ、アズール、ジャミル、ヴィル。そして所長代理であるイデアと弟のオルトが揃っていた。
連れ攫われた側の彼らは不気味な黒に光るチョーカーをつけられ、囚人のような研究服を着用していた。
彼らはイデアから「魔法」、「ブロット」、そしてオーバーブロットの際に現れる顔のない怪物、「ファントム」の説明を受けていた。歴史上からは消された事実、嘆きの島しか知らない恐ろしい真実を知らされ、冷や汗をそっと流す。
そして「ブロットの有効活用」のための研究素材として調査の協力を彼らにお願い…否、強要した。そして秘密保持契約のためのサインまで書かされる。
有無をいわせない雰囲気に全員が苛立ちながらも、逆らえない立場を分かっているため従っていた。
その時、部屋の隅で待機していたカローンがイデアに近づいてくる。
カローンA「所長代理。調査部門課長代理がご到着しました」
イデア「え？あの子が来たの？おじさんじゃなくて？」
カローンA「調査部門課長が現在、黎明の国の遺跡を調査中の為、代理が先導されました」
イデア「あー、なるなる。りょ。じゃ、こっちくるように伝えて」
＿「その必要はないですよ」
イデアの言葉にカローンが返答する前に、ミーティングルームの自動ドアが開かれる。そして入って来たイデアと似たような服を着用する女に、目を見開いた。
「「「「っ！？」」」」
ヴィル「アンタは………メラリー・ティファニー？」
部屋に入ってきたのは、RSAのメラリーだった。
場違いな所に登場し、なおかつイデアと同じような職員側の服を着用している事に驚きを隠せていない。対象にイデアは落ち着いた様子で「くるのはやくね？」とラフな口調で尋ねる。
メラリー「おじい様からの命令でね。無視してカローンがこっちまで飛んで来たら面倒ごと増やすだけでしょう？」
イデア「そりゃそうだけど…一応本物の課長、おじさん…君のお父さんでしょ？」
「こないの？」とイデアが問うと、わざとらしそうに重い溜息を吐きながら、首の後ろを撫でる。
第六章78＿S.T.Y.X.調査部門課長代理→←第六章76＿嘆きの島へアン・ルー！
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時間の止まったリス - 6章の新しいお話が解禁になりましたね! 今月末にも新しい章が解禁になります(☜何の話するか忘れた)。5章のお話にあったように、就職活動お疲れ様です。次の更新まで首を長くして、でも適度に(語彙力がしにました)待ってます！ (2022年3月4日 14時) (
レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ほんぽんさん» あけましておめでとうございます！ここまで読んでくださり、ありがとうございます！新年が始まり、作者自身も忙しくなり更新が出来ない時期が度々出てくるかもしれませんが、頑張って続けていきたいと考えています。これからも応援をよろしくお願いいたします！ (2022年1月3日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ほんぽん - あけましておめでとうございます☀️ 昨日から新年が始まりましたね。作者様も、今年もお体に気をつけてお話を作ってくれたら嬉しいです。応援してます! (2022年1月2日 9時) (レス) @page8 id: 36b84f5ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2021年12月30日 22時
