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第六章66_降参の狩人 ページ19

しかし違う属性の魔法を出したことで飛行魔法が乱れ、グラリと箒が揺れ2人とも地上へ真っ逆さまになる。慌てて両手で握り直し、コントロールを直すエペル。


エペル「くそっ!飛びながら魔法を撃つと、箒のコントロールが……」
ルーク「ノン!やめるんだエペルくん!」
エペル「あんたが止まったらやめてやる!はっ!」
『エペル君、これ以上撃ったら多分おち…っ!?』


2人の制止を聞かず、脳まで真っ赤にしながらエペルは再び魔法を放った。火の弾は悉く外れ、箒がまたぐらつく。


エペル「うぐぐっ……!まだまだ!もう一発!」
ルーク「ダッコー、ダッコー!わかったよ、降参だ!」


エペルとAの状態が危険と判断したのか、ルークは両手を上げ降参の意を表した。


ルーク「エペルくん、とりあえずどこかに一度着陸しよう」
エペル「いやだ!絶対に帰らねえぞ俺は!」
ルーク「そうじゃない。まずは落ち着いて話をしよう」


血の気が多いエペルを宥めるルーク。冷静なルークを見て、背後に乗るAもそれに賛同するようエペルに言う。



『エペル君、一度降りよう。このままじゃ2人とも危ないし』
エペル「うっ、で、でも…」
ルーク「A君の言う通りだ。その服で飛び続けたら、すぐに身体が冷え切ってしまうよ。まったく……風よけの魔法も施さずに。2人とも唇が真っ青じゃないか」
エペル「あ、あはは……追いかけるのに夢中で、すっかり忘れてました……」



ルークに諭され、自分達の状態を理解したエペル。思い出したかのようにガクガクと体を震わせる2人に、ふぅと安堵の笑みを浮かべるルーク。



と、その時、前方から予想だにしていなかった強風が3人を襲った。

第六章67_落下→←第六章65_寒空の上の狩人



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時間の止まったリス - 6章の新しいお話が解禁になりましたね! 今月末にも新しい章が解禁になります(☜何の話するか忘れた)。5章のお話にあったように、就職活動お疲れ様です。次の更新まで首を長くして、でも適度に(語彙力がしにました)待ってます! (2022年3月4日 14時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ほんぽんさん» あけましておめでとうございます!ここまで読んでくださり、ありがとうございます!新年が始まり、作者自身も忙しくなり更新が出来ない時期が度々出てくるかもしれませんが、頑張って続けていきたいと考えています。これからも応援をよろしくお願いいたします! (2022年1月3日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ほんぽん - あけましておめでとうございます☀️ 昨日から新年が始まりましたね。作者様も、今年もお体に気をつけてお話を作ってくれたら嬉しいです。応援してます! (2022年1月2日 9時) (レス) @page8 id: 36b84f5ade (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2021年12月30日 22時

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