第二章 95_突き刺す痛み ページ7
レオナ「おいラギー。暫くやられてるフリしとけ」
ラギー「?……あぁ、了解!」
レオナ「ジャック。奴らが前のめりになった所でカウンターお見舞するぞ」
ジャック「!了解っす!!」
レオナ先輩の指示に目を輝かせるジャック君。
一緒にプレイ出来た事が相当嬉しいんだろうな。
『グリム君、エース君やデュース君にもバトンわたしてね』
グリム「むぅ〜俺も目立ちたいゾ!」
エース「十分目立ってんじゃん!」
デュース「僕等にもゴールさせろよ」
___…
試合が中盤に近付く。遂にエース君が初ゴールを決めた。
エース「よっっっしゃ!初ゴールいただき!」
レオナ「はっ、やるじゃねえか。だが、喜んでいられるのも今のうちだ。すぐに取り返してやる」
グリム「フフン!その前にオレ様が必殺超ロングシュートをお見舞いしてやるんだゾ!
名付けて……グレートグリムハリケーン!」
名前長いなぁと考えていた時、そのディスクが私の目の前に迫っていた。
『え……いったぁ!?』
観客や投げた本人のグリム君、フィールドにいる人達が茫然とする中、私は倒れた。
グリム「ふ゛なぁ〜!?A〜!!!!」
エース「ちょ、今、えげつない音したぞ!!」
レオナ「おいそこの狸!!テメェ、どこに向かって放ってやがる!?」
デュース「A!?だ、大丈夫か!?」
ラギー「ちょ、意識あるッスか?!」
ジャック「と、とりあえず、試合中止して、運ばねぇと」
『い、生きてます…だ、大丈夫』
とりあえず無事だという事を、手を振って伝える。
頭をさすりつつ、上体を起こす。
『これ絶対、たんこぶ出来て……………っぅ!!?』
____ズキッズキ
頭の痛みを忘れて、私は心臓付近を抑え、再び倒れ込む。
それを支えたのはレオナ先輩。
レオナ「A!!!?」
エース「お前、まさか心臓…!?」
デュース「取りあえず、保健室に!!」
レオナ先輩が舌打ちをして、痛みに悶える私を抱える。
ラギー先輩達は傷者が出た為、エキシビションマッチの中止を訴えている。
『…れ、おな…せ…』
レオナ「喋るな。黙ってろ」
いつも横暴そうなレオナさんが、私を運んでくれている。
速く歩いているのに、特に揺れもない。
その為、きつくて仕方がない痛みに響くことなかった。
『すぅ…はぁ……はぁ』
呼吸がしづらい、
痛い、心臓が……どうして急に___。
レオナ「…っ」
第二章 96_苦しむアイツを レオナSIDE→←第二章 94_エキシビジョン、開始
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ALICE(プロフ) - 麗さん» 来てと着てに関する誤字多いですよね……本当に申し訳ありません!ご指摘下さりありがとうございます! (2021年2月28日 2時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 40ページ 成長期着てない ではなく 来てない ではないでしょうか?? (2021年2月26日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モブ猫さん» 修正箇所の指摘ありがとうございました!所々修正していますが、まだ未修正の部分があるかもしれません。ご了承のほどお願いします!これからも宜しくお願いします! (2021年1月3日 21時) (レス) id: 3f68f499ff (このIDを非表示/違反報告)
モブ猫 - 初コメ御許し下さい荒野の反逆者の話の中で何話かの話の中で一部キャラの名前が可笑しいです例えば99話目のジャックがジャオナになってますよ〜話の内容は面白くて好きなので続き頑張って下さい それでは失礼しました (2020年11月23日 2時) (レス) id: 54334c59bf (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 甲櫻さん» ご指摘ありがとうございます!誤字脱字が目立ちますので、細かい指摘はとても助かります!修正いたしました! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月20日 18時