第三章 32_VIPルームへ ページ47
エース「ぷっ。ジャック顔怖いからな〜」
ジャック「あぁ?普通だろ」
『まぁ、早く済ませようか』
結構な人数の客が入っていたが、
私とジャック君がフロアを回る事で少しは楽になった様子。
エース君やデュース君もホッとした顔をしている。
途中何度か(私が)絡まれる事があったものの、
リーチ兄弟が怖いのか、私の後ろで睨むジャック君達が怖いのか、
それとも平気で急所を蹴ろうとしていた私が怖いのか、
お金だけおいてさっさと逃げてしまった。
ジャック「ゼッテー、お前の行為が問題だろ」
『お金払ったとはいえ、そういう店じゃないから。再起不能にさせようとしただけだよ』
エース「笑顔で言ってちゃ世話ねーな」
___……そんなこんなで数分後。
客はさばけて、足取りが落ちついてきた。
ジャック「ふー、やっと客足が落ち着いてきたな」
フロイド「うんうん、かなりいい感じに、捌けたじゃん♪
手伝ってくれてありがとうねぇ、小エビちゃんたち」
『…はぁ、久々で疲れた』
息抜きにはなったが…あれだけの客は疲れる。
その時、店の奥から拍手の音が聞こえ、振り向くと、
そこには満面の笑みで拍手をするアズール先輩が立っていた。
アズール「あれだけの混雑を捌ききるとは、見事なヘルプです」
ジャック「アズール!」
アズール「大変お待たせ致しました。VIPルームの準備ができましたので、どうぞこちらへ。
ジェイド、フロイド。お客様にお茶のご用意を」
「「かしこまりました」」
アズール「さぁどうぞ」
店の奥へ歩いていくアズール先輩の背を見る。
ジャック「…行くぞ」
『うん』
どこか不安げに見るエース君達に手を振り、私とジャック君はVIPルームへ案内された。
**
__________モストロ・ラウンジ VIPルーム
壁一面に分厚い本がしきつめられており、部屋の奥には巨大な金庫。
見た目はホテルなどである応接室だが…あの金庫が異常だ。
ジャック「なんだ、ここ……本当に学校内か?」
『まるで銀行…ここも学園長を脅して作ったのか…』
アズール「さあ、突っ立って入口を塞いでないで。。奥へどうぞ」
あの学園長を脅して…と考えると2人で複雑な顔をする。
そして、アズール先輩の手に委ねられるまま、ソファに座る。
アズール「それで?僕に相談というのは?」
『単刀直入に言います。
貴方が下僕にしているイソギンチャクの生徒を解放して欲しいんです』
そういうと彼は大笑いしだした。
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ALICE(プロフ) - 麗さん» 来てと着てに関する誤字多いですよね……本当に申し訳ありません!ご指摘下さりありがとうございます! (2021年2月28日 2時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 40ページ 成長期着てない ではなく 来てない ではないでしょうか?? (2021年2月26日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モブ猫さん» 修正箇所の指摘ありがとうございました!所々修正していますが、まだ未修正の部分があるかもしれません。ご了承のほどお願いします!これからも宜しくお願いします! (2021年1月3日 21時) (レス) id: 3f68f499ff (このIDを非表示/違反報告)
モブ猫 - 初コメ御許し下さい荒野の反逆者の話の中で何話かの話の中で一部キャラの名前が可笑しいです例えば99話目のジャックがジャオナになってますよ〜話の内容は面白くて好きなので続き頑張って下さい それでは失礼しました (2020年11月23日 2時) (レス) id: 54334c59bf (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 甲櫻さん» ご指摘ありがとうございます!誤字脱字が目立ちますので、細かい指摘はとても助かります!修正いたしました! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月20日 18時