第三章 22_無責任な学園長 ページ37
クロウリー「とまぁ、心臓の件については冗談ですよ。
貴方だってくそうなりたくてなっている訳ではありませんから」
『…お気遣い痛み入ります』
クロウリー「しかし、オンボロ寮の食費により懐が寂しくなっているのは、事実です」
『そ、それは……』
ジャック「この教師にして、あの生徒ありって感じだな……」
『本当に…‥…分かりました。やるだけやってみます』
クロウリー「そうですか、引き受けてくれますか!
さすがA君、私が見込んだ監督生です!」
調子いい事言って、この人は本当に‥‥…。
面倒事が起きたらすぐに押し付ける。
何でこの人、学園長代理やっているのかな。
クロウリー「じゃ、私は忙しいのでこれで失礼。くれぐれも頼みましたよ!」
そういうと、学園長はオンボロ寮を出てった。
いや、丸投げかよ!!知ってたけど!!
ジャック「学園長、本当に神出鬼没だな」
『もう慣れたよ。毎度問題が起きたらすぐに私とグリム君に……
て、その元凶の一人いないし』
いつも先頭をきるグリム君がいない…私1人で調べる事になる。
ジャック「……で、具体的にどうするんだ?お前の言う通り、
やめろと説得したところで素直にやめるとは思わねぇが」
『情報集めかな…アズール先輩を観察しようと思う』
ジャック「ああ。狩りの基本は相手をよく知るところから、だ。
お前、わかってんじゃねーか」
ポンと頭を撫でられる。
撫でられるのはいいけど……余りやられると身長縮むと逸話があるからなぁ…。
ジャック「エース達も少しは痛い目見て反省した方がいいしな」
『それはもう是非……人が1から勉強頑張って1位とったのに…やるせないんだけど』
しかも、元々この世界の仕組みを知っていたエース君達だ。
ショックが隠せない。
『……さて、1人じゃどうにもならないし………』
ジャック「A?」
私は厨房へ赴き、作り置きしていたマフィンを数個出す。
ジャック「何だ、腹減ったのか?」
『昼時だけど、ちょっと違う』
マフィンを片手に、私は談話室の窓を開ける。
『…ドリュー、いる?』
ドリュー【はーい?】
枯れた木々に隠れていたドリュー…さらにはクモ猫などが近づいてきた。
私はマフィンを彼らに1個ずつ渡す。
『アズール・アーシェングロットさんについてと、
イソギンチャク生徒について調べて欲しいの。何かわかれば教えて』
皆それぞれマフィンを受取り、スーッと消えた。
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ALICE(プロフ) - 麗さん» 来てと着てに関する誤字多いですよね……本当に申し訳ありません!ご指摘下さりありがとうございます! (2021年2月28日 2時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 40ページ 成長期着てない ではなく 来てない ではないでしょうか?? (2021年2月26日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モブ猫さん» 修正箇所の指摘ありがとうございました!所々修正していますが、まだ未修正の部分があるかもしれません。ご了承のほどお願いします!これからも宜しくお願いします! (2021年1月3日 21時) (レス) id: 3f68f499ff (このIDを非表示/違反報告)
モブ猫 - 初コメ御許し下さい荒野の反逆者の話の中で何話かの話の中で一部キャラの名前が可笑しいです例えば99話目のジャックがジャオナになってますよ〜話の内容は面白くて好きなので続き頑張って下さい それでは失礼しました (2020年11月23日 2時) (レス) id: 54334c59bf (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 甲櫻さん» ご指摘ありがとうございます!誤字脱字が目立ちますので、細かい指摘はとても助かります!修正いたしました! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月20日 18時