第三者 19_禁止できないわけ ページ34
___________オンボロ寮 談話室
オクタヴィネル寮からオンボロ寮へ戻り、ジャック君と共に状況の整理とこれからの事を考える。
ジャック「頭にイソギンチャクをつけられた奴らはテストで良い点を取るために、アズールと契約してまんまと騙された……って、ことで間違いなさそうだな」
『上位50位が条件だったみたいだけど…あれだけの生徒にノートを貸していたのならば、そりゃ100人、200人はあぶれるよ』
ジャック「最初からアズールはそれを狙っていたってことか」
悪徳商法の良い例だ。
勉強嫌いんのグリム君が一夜漬け勉強していた時に気付けばよかった。
ジャック「ったく!他人の力で良い成績取っても何の意味もねぇだろ。
自分の力を周りに示せる機会を棒にふるなんざそれこそバカだ」
『学業が学生の本業なのに……まぁ、楽したいのは分かるけど』
クロウリー「学園の生徒全員がハウル君のように自意識強めで面倒くさい……いえ、真面目だったら私も苦労しないんですがねぇ〜」
「『うわぁっ!?』」
突然、話に入ってきた学園長の存在に驚く私達。
飲んでいた紅茶吐き出すところだった…。
ジャック君なんて耳と尻尾、ピーンなってるし……。
ジャック「学園長!?ビックリした!」
『せ、せめてノックしてください!』
と、私らの言葉を無視して、学園長は深いため息をわざとらしそうに吐く。
……見た事あるぞ、このパターン。
クロウリー「今年もアーシェングロットくんの“商売”を止めることが出来ませんでした」
『商売?どういうことですか?』
もう聞いてほしくて仕方が無さそうだし…気になるし、聞こう。
クロウリー「アズール・アーシェングロットくん。
オクタヴィネル寮寮長を務める2年生です。
ローズハートくん同様、2年生にして寮長を務める非常に優秀な生徒なのですが……
すこし、いえ、だいぶ問題がありまして」
ジャック「問題って、詐欺行為のことか?
だったら学園長が命令して、やめさせればいいじゃないすか」
クロウリー「それが……。私が教師だからこそ、彼の行為を禁止できないのです」
教師だからこそ止められない?
詐欺行為なのに?
どう見ても悪徳商法の手段だったし、下手すりゃ訴えられても……。
『どういうことですか?』
386人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ALICE(プロフ) - 麗さん» 来てと着てに関する誤字多いですよね……本当に申し訳ありません!ご指摘下さりありがとうございます! (2021年2月28日 2時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 40ページ 成長期着てない ではなく 来てない ではないでしょうか?? (2021年2月26日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モブ猫さん» 修正箇所の指摘ありがとうございました!所々修正していますが、まだ未修正の部分があるかもしれません。ご了承のほどお願いします!これからも宜しくお願いします! (2021年1月3日 21時) (レス) id: 3f68f499ff (このIDを非表示/違反報告)
モブ猫 - 初コメ御許し下さい荒野の反逆者の話の中で何話かの話の中で一部キャラの名前が可笑しいです例えば99話目のジャックがジャオナになってますよ〜話の内容は面白くて好きなので続き頑張って下さい それでは失礼しました (2020年11月23日 2時) (レス) id: 54334c59bf (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 甲櫻さん» ご指摘ありがとうございます!誤字脱字が目立ちますので、細かい指摘はとても助かります!修正いたしました! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月20日 18時