第三者 18_黄金の契約書 ページ33
アズール「皆さんはこの“
正式な契約は、何人たりとも破棄できない。
どんな魔法が使おうが、この契約書に傷ひとつつけることはできませんよ」
フフフッ、と勝ち誇った笑みを浮かべるアズールさん。
アズール「頭にイソギンチャクが生えている限り、君達は僕の命令に従わざるを得ないのですから」
彼の手には黄金に輝く契約書が握られている。
あんな堂々と出して…本当に破ることが出来ないんだろうか。
アズール「まずはこのラウンジの掃除をしてもらいましょうか。
次に食材の仕込みを。さあ、立ち上がってキリキリ働きなさい!」
エース「マジかよ…!?」
グリム「ふなぁ〜!?ひ、引っ張られる」
デュース「いだだっ!?」
アズール先輩が指示を出すと、イソギンチャクの生徒達が、
頭のイソギンチャクに引っ張られ、体を動かす。
何という、情けない姿だ…。
アズール「ジェイド、フロイド。新入りの指導は任せましたよ」
「「はい/は〜い」」
フロイド先輩とジェイド先輩にも指示を出し、彼は私達を見た。
アズール「サバナクロー寮のジャック・ハウルくんにオンボロ寮のAさん、でしたね。
君たちも、どうぞお引き取りを。
次はぜひ、お客様として店においでください。いつでも歓迎しますよ
……特に、Aさん。貴方は、ね」
『っ…』
綺麗な笑みを向けられたのにゾクリとしてしまった。
そんな私を見てジャック君はアズール先輩から私を隠すように立つ。
グルルと、威嚇するジャック君。
そんな彼に目もくれず、アズール先輩は店の奥へ去って行った。
ジャック「おい、A。いったん戻って仕切り直すぞ」
『で、でもグリム君達が…』
ジャック「丸腰じゃ話にならねぇ。一旦、作戦を練り直す」
『…‥うん』
働かされるグリム君達を見て、心は痛むが…仕方がない。
私たちはオクタヴィネル寮を後にした
帰り路も勿論、ジャック君の服をつまんで帰った。
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ALICE(プロフ) - 麗さん» 来てと着てに関する誤字多いですよね……本当に申し訳ありません!ご指摘下さりありがとうございます! (2021年2月28日 2時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 40ページ 成長期着てない ではなく 来てない ではないでしょうか?? (2021年2月26日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モブ猫さん» 修正箇所の指摘ありがとうございました!所々修正していますが、まだ未修正の部分があるかもしれません。ご了承のほどお願いします!これからも宜しくお願いします! (2021年1月3日 21時) (レス) id: 3f68f499ff (このIDを非表示/違反報告)
モブ猫 - 初コメ御許し下さい荒野の反逆者の話の中で何話かの話の中で一部キャラの名前が可笑しいです例えば99話目のジャックがジャオナになってますよ〜話の内容は面白くて好きなので続き頑張って下さい それでは失礼しました (2020年11月23日 2時) (レス) id: 54334c59bf (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 甲櫻さん» ご指摘ありがとうございます!誤字脱字が目立ちますので、細かい指摘はとても助かります!修正いたしました! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月20日 18時