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第五章 201_僕はやさしいので アズールSIDE ページ9

少し冷めた紅茶を一口飲み、再度彼女の顔を見る。
先ほどまでの浮かない表情は消えて、何か深く考え込んでいるようだった。



どうやら、僕の役目は終わったようだ。



立ち上がり、彼女のほうに手を差し出した。







アズール「お帰りの準備をしましょう。貴女には、他に行くべき場所があるでしょう」







僕の言葉に暫く沈黙した彼女だが、そっと僕の手に手を伸ばした。






___……









『お邪魔しました』

フロイド「またね〜A」

ジェイド「VDCのマネージャー、頑張ってください」

アズール「我々、モストロ・ラウンジ一同。あなた方の活躍を応援していますよ。
何せあなた方が盛り上がれば、我々の集客につながるので!」

『アハハ…そう伝えておきます』





一礼して、モストロ・ラウンジを出る彼女を見送った。
彼女の行き先は恐らくポムフィオーレ寮だろう。




だとすると、次に会うのは………。







フロイド「アズール、さっきから誰に連絡してんの?」

アズール「僕のクラスメイトに、ですよ」

フロイド「クラスメイト?」

アズール「ま、正確にはどっかの光属性のボンボンさんに困っているクーデター失敗した同級生ですけどね」

フロイド「それってウミヘビ君?なんで?」

ジェイド「……おやおや、アズールはずいぶんと親切なんですね」




フロイドは首をかしげていたが、ジェイドは僕の思考を察したのか笑ってる。




これが親切かどうか。
彼女にとっては危ういですが……でもまぁ、おそらく両方にとってもいい機会なのだろう。








アズール「当然ですよ。だって僕は…同級生に優しい優等生なのでね」

第五章 202_回れ右、失敗→←第五章 200_あなたが言ってくれたから アズールSIDE



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ALICE(プロフ) - ??ただのアニメ好き★さん» ありがとうございます!!もう少しでオリジナルから本編へいけそうです!今後とも応援よろしくお願いします!! (2021年6月6日 21時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
??ただのアニメ好き★(プロフ) - 本当に毎度毎度御話が素敵で面白いです!裏側から静かに静かに応援しています!体調にお気をつけて頑張ってください! (2021年6月6日 8時) (レス) id: 07e5d6fa1a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ねぎ。さん» ありがとうございます!!就活事態もまだまだ不安だらけでこちらの方に作品を投稿できるか不安になりつつありますが、なるべく頑張ります!今後ともよろしくお願いします! (2021年5月27日 15時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 竜胆の瞳さん» すぐに返信ができずすいません!そのように褒めていただいて光栄です!全然更新が出来ておらず申し訳ありません。今後ともこの作品のことをお願いします! (2021年5月27日 15時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ。(プロフ) - 応援しています!!就職活動に負けないでください!!いつでも待ってます!! (2021年5月15日 0時) (レス) id: 3e04e97b77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2021年4月12日 0時

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