第五章 199＿頭が熱くなる アズールSIDE ページ7
アズール「お待たせして申し訳ありません」
『いえ、急に押しかけたのは私です。むしろお忙しい所すいませんでした』
アズール「いえいえ、たまっていた事務仕事も今しがた終えたところなので」
フロイドからAさんが店に来て、しかもこの“僕”に用事があると聞いたものだから急いで事務仕事を片付けた。
あれだけの書類、よくさばけたものだ…我ながら感心する。
アズール「それで、今日はどのようなご用件で？アルバイトの件でしたら、VDCの期間は気にせずともとお伝えはしましたが…。今はマネージャー業でお忙しいでしょうし」
『いえ、アルバイトとかの件じゃないです。
今回は…………アズール先輩に直接聞いておきたいことがあったので」
アズール「僕に？」
いつも傍にいるエースさんやグリムさんがいない。
そういえば、彼女は今VDCのチームのマネージャーをしていたな。ここに彼らがいないということは、チームの練習を抜けてまで来たのか。
僕に聞きたいこと……………バイトの件以外ではあまり思いつかないが。
アズール「なんでしょう？なんなりと仰ってください。答えられる範囲でしたら、なんでも答えますよ」
『………………オーバーブロットした時の事です』
アズール「………なぜ今更？」
長く貫いた沈黙の後、彼女が放ったのは去年の出来事。
僕が愚かにも暴走してしまった時の事だ。
『…アズール先輩がオーバーブロットを引き起こしたのは、私が原因であると思っています。実際、契約書を破棄する計画を作ったのも私ですから。
だから……そんな私の事をアズール先輩は「恨んでいるなんてわけがないでしょう」
最後まで言わせず、彼女の言葉を遮る。
アズール「なんですかそれは、誰がそんな愚行を言ったんですか。
うちの学園のバカ共ですか？ なら名を言ってください、すぐに対処します」
『いや、この学園の人に言われたわけじゃなくて…』
アズール「自分で考えたのならば、その考えを正して下さい。僕はあなたを恨むことはないです」
頭に血が上って次々と言葉が出てくる。
いつものように冷静じゃいられない…それくらい、僕はカッとしているんだ。
第五章 200＿あなたが言ってくれたから アズールSIDE→←第五章 198＿頑張ってくださいね ジェイドSIDE
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ALICE(プロフ) - ??ただのアニメ好き★さん» ありがとうございます！！もう少しでオリジナルから本編へいけそうです！今後とも応援よろしくお願いします！！ (2021年6月6日 21時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
??ただのアニメ好き★(プロフ) - 本当に毎度毎度御話が素敵で面白いです！裏側から静かに静かに応援しています！体調にお気をつけて頑張ってください！ (2021年6月6日 8時) (レス) id: 07e5d6fa1a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ねぎ。さん» ありがとうございます！！就活事態もまだまだ不安だらけでこちらの方に作品を投稿できるか不安になりつつありますが、なるべく頑張ります！今後ともよろしくお願いします！ (2021年5月27日 15時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 竜胆の瞳さん» すぐに返信ができずすいません！そのように褒めていただいて光栄です！全然更新が出来ておらず申し訳ありません。今後ともこの作品のことをお願いします！ (2021年5月27日 15時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ。(プロフ) - 応援しています！！就職活動に負けないでください！！いつでも待ってます！！ (2021年5月15日 0時) (レス) id: 3e04e97b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2021年4月12日 0時
