第五章 235＿本番当日へ ページ45
＿＿オンボロ寮 自分の部屋 総合文化祭当日
妙な夢から覚め、体を伸ばす。
凄い変な…というか、いやな夢を見た。
グリム「A、どうしたんだゾ？」
隣を見ると、すでに目が覚めているグリム君がいた。
私より先に目覚めてるの珍しいな。
『いや、ちょっと変な夢見ちゃって』
グリム「VDC本番だってんのに、そんな夢見てんじゃねーゾ！オレ様のツナ缶がかかってんだからな！」
優勝賞金ツナ缶じゃないのになぁ、と思いながら制服に着替える。
グリム「ん？お前、今日はスカートじゃねぇのか？」
『文化祭中は男子制服着用って言われていたじゃない』
いつもの癖でスカートを履いてしまいそうだったけど、文化祭中はズボンだ。
なんだか、最初のころを思い出して新鮮な気がする。
どこも乱れてないか鏡で確認していると、トントンッとノック音が聞こえ、扉を開ける。
エペル「おはよう、Aサン、グリムクン。 起きてる、かな？」
『うん、おはよう。エペル君』
グリム「おう、エペル！ついに『ボーカル＆ダンスチャンピオンシップ』当日だな！
オレ様のツナ缶富豪の夢のためにもぜって〜優勝するんだゾ！」
エペル「うん、そうだね！絶対優勝してみせるよ」
優しいな、エペル君。
グリム君の私利私欲な言葉にもこたえてくれる何て…。
エペル「でも……今日で合宿が最後だと思うと、ちょっとだけ寂しい…かな。
ずっと合宿場所を提供してくれて、ありがと……。へへっ」
『ううん、こちらこそ楽しかったよ。よかったらいつでも遊びに来て、豪華なもてなしは出来ないけど』
エペル「ほんと？じゃあ今度は遊びに来るね」
最初のころとは比べ物にならない楽しそうな笑顔を浮かべるエペル君。
この合宿の中で、彼も色々と変わった気がする。
エペル「あ、Aサンは……えっと、今日はAクンって呼んだ方がいいのかな？」
『え？…あぁ、男子制服だからか。呼び方は好きでにしていいよ。何なら呼び捨てでもいいし』
エペル「え…あ、そう？じゃあ……お言葉に甘えて、Aって呼ぶね」
今まで律義にサンをつけてくれていたからか、少しだけ恥ずかしそうにしつつ、私の名を呼んでくれた。
別に遠慮することないのに、皆会って2回目くらいで呼び捨てだったから。
お喋りもこのくらいにして、私たちは部屋を出て下へ向かった。
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ALICE(プロフ) - ??ただのアニメ好き★さん» ありがとうございます！！もう少しでオリジナルから本編へいけそうです！今後とも応援よろしくお願いします！！ (2021年6月6日 21時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
??ただのアニメ好き★(プロフ) - 本当に毎度毎度御話が素敵で面白いです！裏側から静かに静かに応援しています！体調にお気をつけて頑張ってください！ (2021年6月6日 8時) (レス) id: 07e5d6fa1a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ねぎ。さん» ありがとうございます！！就活事態もまだまだ不安だらけでこちらの方に作品を投稿できるか不安になりつつありますが、なるべく頑張ります！今後ともよろしくお願いします！ (2021年5月27日 15時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 竜胆の瞳さん» すぐに返信ができずすいません！そのように褒めていただいて光栄です！全然更新が出来ておらず申し訳ありません。今後ともこの作品のことをお願いします！ (2021年5月27日 15時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ。(プロフ) - 応援しています！！就職活動に負けないでください！！いつでも待ってます！！ (2021年5月15日 0時) (レス) id: 3e04e97b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2021年4月12日 0時
