第二章 28_事故?事件? ページ38
即決するとさげぽよー、と嘘泣きするケイト先輩。
こういう軽い所が無ければ…良いんだけど。
慣れた様子でその状態のケイト先輩を無視し、リドル先輩は話を続けた。
リドル「実は、ボクも何か変だと思って、すぐケイトに情報を集めてもらっていたんだ」
ケイト「うぅ…皆スルー何だ……まぁいいか。んで、そしたら怪我してるのがリドルくんやトレイくんみたいな有力選手候補ばかりってことがわかってさ」
リドル「確かにボクはあの時足をかけられたり背中を押されたりはしていない。でも……なんていうか、身体が勝手に動いたような感覚があった」
リドル先輩の言葉は聞き覚えがある。聞き込みした生徒と言っていた事が同じだ。
リドル「故意に選手候補を狙った犯行とみていいと思う」
エース「つまりマジカルシフト大会でライバルを減らすために強そうな選手を狙って事故らせてるってこと?」
リドル「世界中が注目する大会だ。試合での活躍が将来のキャリアに繋がる以上、手段を選ばないヤツがいても不思議じゃない」
ケイト「んー。にしても、不思議だね。風の魔法で後ろから押されたりしたわけじゃないんでしょ?」
リドル「うん。衝撃で落ちたわけじゃない」
ケイト「授業中に怪我した人もいたみたいだし、どういうことなんだろう?」
リドル「それは犯人を捕まえたらゆっくり吐かせればいいさ。そんなわけで、犯人捜しにボク達も協力するよ」
『え、いいんですか?』
グリム「何企んでるんだゾ。特にケイト!」
ケイト「人聞き悪いなあ。うちの寮生がやられたんだから当然でしょ」
まさか手伝ってくれるとは…正直、頼もしい事この上ない。
エース「そういうことなら、オレらも犯人探し手伝うぜ」
デュース「クローバー先輩のお礼参りッスね!!」
何でか2人がやる気になっている。
リドル「君達、やけに張り切ってるね」
ケイト「あー、わかった。さては空いた選手枠を狙ってるな〜?」
『え、そんな下心が…』
エース「へへ、バレた?」
デュース「い、いや僕はそんな事は…同寮として当然です!」
『もう開き直っていいと思うよ、デュース君』
リドル「やれやれ。ま、犯人探しでの活躍によっては考慮してもいいよ」
「「やった!」」
もう隠そうともしないな…逆に凄いけど。
リドル「それで、話は戻るけど。犯人を捕まえるためにはこちらが先手を打つしかないと思う」
グリム「先手を打つったって、どうするんだゾ?」
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ALICE(プロフ) - ミツキさん» コメントありがとうございます!文章はまぁまぁ書けると思うんですが、作者は絵が大の苦手です!ましてツイステッドワンダーランドのように作画能力高い絵にはとても手が届きません!申し訳ありませんが、絵はご勘弁をお願いします…_(._.)_ (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - みう。さん» コメントありがとうございます!拙い文章ばかりなのにそんな事を言って頂けるのは光栄です!ですが、今の所本を作れるほど作者には余裕はございません…お言葉だけ嬉しく思います<(_ _)> (2020年11月29日 18時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - とっても面白いです。出来ればイラストを描いてください。 (2020年11月22日 22時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
みう。 - すっごくおもしろかったです!!もう本出して欲しいレベルで!(笑) 毎日読むのが楽しみになってます! (2020年11月12日 8時) (レス) id: 54b4a4180f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 細かい修正指摘を下さりありがとうございます!修正いたしました!不備が目立ちますが今後ともよろしくお願いいたします!! (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年7月17日 2時