第一章 24＿優しい狼君 ページ25
『ハウルさんは大きいですね…190cm超えてますよね？』
ジャック「あぁ、192cm……て、さっきからその敬語やめろよ。同い年何だし」
『初対面で失礼じゃないかなって』
ジャック「別に気にしねぇよ…寧ろ、敬語使われる方がむず痒ぃ。
呼び方もジャックでいい」
『…じゃあ、私もAで大丈夫…だよ。よろしくね、ジャック君』
ジャック「………あぁ、よろしくな、A」
表情は堅いけど、パタパタとしっぽが動いている。
不愉快には思っていないのだろう。そう思うと、可愛いな…。
『ジャック君、体格いいけど…スポーツやっているの？』
ジャック「スポーツというか、部活は陸上部に入る予定だ。体格いいのは、マジフトの為に鍛えているからな」
『マジフト？』
ジャック「マジカルシフト知らねぇのか？ツイステッドワンダーランドきっての有名スポーツなのに…」
ジャック君からマジカルシフト…通称マジフトの事を詳しく教えてもらう。どうやらあっちの世界で言う、アメフトみたいなスポーツらしい。
『マジフトの大会に出たいのに、部活は陸上部なんだ』
ジャック「大会にでてある人と一緒にプレイする事を目標にしてきたが…ミドルスクールでも陸上部だったからな」
『成程…』
ジャック「お前は何か部活に入らないのか？そんな体力があるなら陸上部をお勧めするぞ」
『う〜ん、部活よりか…バイトを探したいかな…』
ジャック「バイト？…あぁ、お前確かあのオンボロ…いや、使われてなかった寮に住んでいたな」
『オンボロでいいよ、オンボロ寮って呼んでいるし。食費とかそういうのを考えたら、どーしてもね』
ジャック「購買は人が足りているみたいだし…あるとすれば、先生たちの手伝い…だろうか」
『うーん、悩ましいなぁ』
グリム「おーい！A〜！！」
すっかりジャック君と話し込んでいると、グリム君の呼ぶ声が聞こえた。
どうやら漸く外周が終わったようだ。
ジャック「呼んでいるぞ。行けよ」
『あ、うん。ジャック君、ありがとう。また授業以外で会えばよろしくね』
ジャック君に手を振り、外周を終えたグリム君達の方へ急いだ。
ジャック「……女とこんなに喋ったの、家族以外、初めてだな……」
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ALICE(プロフ) - 麗さん» 細かなご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました！！ (2021年2月28日 2時) (
レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 40ページ 買主 ではなく 飼い主 ではないでしょうか?? (2021年2月26日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 修正させて頂きました！ご指摘の程、ありがとうございます！ (2020年9月13日 0時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 真紅の暴君編38で精製が清々になってました (2020年9月12日 23時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜日沙霧(プロフ) - グリムぅぅぅぅぅぅぅ邪魔すんなああああああああ (2020年8月2日 18時) (レス) id: 3481591f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月14日 1時
