序幕 17＿真っ黒なハートの女王 ページ19
『グ、グリム君！エースさん！も、もうその辺にしないと……！！』
【貴方は周りを不幸にする。
だから一人でいなさい】
＿＿＿＿＿こんな時に、また母さんの言葉が脳裏を木霊する。
何かあってからじゃ…本当にあの言葉通りになると思うと怖い。
思わず2人の間に出た。
『2人とも！お、落ち着いて…！！』
その時、グリム君の炎が私にめがけて飛んできた。グリム君自身もヤバイという顔を浮かべている。そして私も同じ顔をしているだろう。
不味い、燃やされてしまう。
思考は早かったが、体は動かなかった。
エース「っ！危ねぇ！！」
エースさんの声が響き、私に向かっていたグリム君の炎をエースさんが風で向きを曲げた。
『…あ、あの、ありが……！！！‥‥‥‥…っ…‥‥……』
お礼を言おうとしたが、私は「あるもの」を見て、固まってしまった。
グリム「お前！いきなり飛び出てくるんじゃないんだゾ！」
エース「馬鹿かよ！魔法使えない癖に！…て、おい！聞いてんのか！？」
『…‥‥……‥……う、後ろ』
2人が私に詰め寄り、叱ってくる声が聞こえるけど、私は視線の先にある物を見て顔を青くする。震える手で、そちらの方を指さす。
「後ろ？」と2人はそちらを見て、私と同様に顔を青くする。
その先には、
＿＿＿【グレート・セブンのハートの女王の石像】があったからだ。
………………しかも、黒焦げ状態の。
エース「あ゛ーっ！やべっ！ハートの女王の石像が黒焦げに！」
『っ…ご、ごめんなさい！』
どうしよう、あのまま私が燃やされた方が…マシだった気が。
クロウリー「こらー！！！何の騒ぎです！」
どうしてすぐに駆け付ける事が出来るのか、学園長が登場した。
更に青くなる我々の顔。
エース「げっ、学園長……」
『す、すいません！そ、その…これは私を庇ってくれて…！』
私の謝罪をスルーし、学園長はエースさんとグリム君に愛の鞭をぶつける。
あの鞭、いつも持っているんだろうか。
エース「いでーっ！」
グリム「ふぎゃーっ！2日連続でいてぇんだゾーー！」
クロウリー「愛の鞭ですよ！この私から逃げようなんて100年早いんですよ！」
まだ逃げてすらいないのに…いきなり鞭打ちするんだ、物騒だな。
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ALICE(プロフ) - モモカ🌼さん» ご指摘いただきありがとうございます！作者の確認不足が多いため誤字等多数ございます。そのたびに指摘していただき、本当に申し訳ないです！ご協力ありがとうございました！ (2021年10月13日 21時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
モモカ🌼 - 序章の40話の「覗く」ですが、これは多分、「除く」の方だと思います。お話面白いので、無理のない程度に進めていってほしいです…………！ (2021年10月8日 7時) (レス) @page42 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - エマさん» 閲覧ありがとうございます！ご指摘の部分を修正させて頂きました。ありがとうございます！ (2020年9月13日 0時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - あわさん» 返信と修正が遅れてしまい、申し訳ありません！ただいま修正しました、ご指摘ありがとうございます！ (2020年9月13日 0時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - はじめまして、読み始めたばかりですが楽しんでます。プロローグ33話で雨降って〜の地が時になってました。 (2020年9月12日 21時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年6月18日 3時
