劫火の永遠 2【炎炎ノ消防隊】 (ページ8)

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【56】　まさかのクビ？ページ8

シャワー室から戻り、森羅とアーサーがまたけんかをして、騒がしくすると…。
火縄中隊長の堪忍袋の緒が切れた。

火縄「貴様ら!!大隊長の邪魔をするなら出ていけェ!!」

火縄中隊長の大声に、ハッとした桜備大隊長。
「それだァ!!」と思い付いた様に叫びだす。

桜備「森羅!!アーサー!!A！お前ら第8から出て行けェ!!!」

と私達を指さすのだった。

『…え？』
森羅「え」
アーサー「え」
火華「うちに来るか？」
『…‥・えぇえ！！？』

＿＿…

と驚いたのが数分前のこと。

『潜入捜査？第1にですか』

桜備「新人研修配属制度は消防隊の規約にある研修制度だ。
入隊一年目の隊員は見分を深めるため、他部隊に短期入隊できる。

お前たち3人に第１の潜入調査をしてもらう。」

クビかと思ったけど、潜入か…ほっと安心する私達。

桜備「第1の管轄内…第1の隊員内に人工的に“焔ビト”を生み出している者がいるかもしれない。そいつの手がかりを掴んでほしい！
人体発火解明のための重要な任務だ！頼んだぞ、二人とも！」

森羅「もし本当に発火を起こしているとしたら許せねぇ!!」

火華「第8からでは怪しまれるだろう…第5からも新入りを出しておく。
目星がある隊にも声をかけておこう」

『ありがとうございます、火華大…じゃなくて、火華さん』

胸をもむしぐさをされたので、さっとアイリスさんの背後に隠れた。

桜備「じゃあ、3人とも、よろしく頼む」
「「『はい！』」」

＊＊

＿＿＿数日後第1特殊消防大聖堂前聖陽オベリスク。

森羅「これが聖陽オベリスクか～！想像以上にどでけえな…」
アース「登れるけどな。」
『やっちゃだめだからね』

アーサーに一応くぎを刺しつつ、他の隊員2名を見た。

第5の岸理という男はは面倒くさそうにガムを膨らませ、
第2の能登さんは不安そうにしていた。

(第5のアレは以前の件があるのでさん付け敬語無しだ)

岸理「ったりーなぁ…」
能登「僕なんかが神聖な第一に入っていいのかなぁ…」

森羅「あいつらは…？」
茉希「カモフラージュですよ。仲良くしてくださいね？」

一先ず、簡単に自己紹介だけ軽く済ませて建物内に入り、入隊手続きを済ませる。

受付「受付が済みましたら引率の者が案内します。」
引率「大聖堂はこちらです」

茉希「お世話になります」

茉希さんに倣ってお辞儀をしたが…他4名はお辞儀なし。
大聖堂なんだけどなぁ、ここ。