劫火の永遠 2【炎炎ノ消防隊】 (ページ24)

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【72】　環、異次元のラッキースケベページ24

能登さんの言葉で、ちょっと考えてしまった。

＿＿＿私は、どうして消防官になろうと思ったんだっけ…。

おじい様に言われたから？
兄がなっていたから？

それとも…紫龍炎の命令だっただろうか…。

私の“意思”で、消防官になりたいと…思ったときはあったんだろうか。

能登「皆偉いなぁ。
僕なんか発火能力もともに使えないし、皆みたいにそんな立派な目的もない。」

『でも火が怖いのに危険な火事場に身を置けるなんて、凄い事ですよ』

能登「そ、そうかな…」

森羅「そーだって。目的どーこうよりさ！結果人のためになりゃそれでいいじゃねえか。」

『怖いものに立ち向かおうとするのは、十分強い人の証ですから』

能「そ、そうかな…ありがとう二人とも。」

能登さんは顔を照れつつ、お礼を言う。
でも、第三世代能力者で炎が怖いのか……。

ぽっと出で炎が出るたびに怖いのは…逆につらいな。

と思っていたら、環が食堂に入ってきた。
環さんの姿を見て能登さんは顔を赤くして、モジモジとしだす。

…なんかデジャヴ、最近…こんな態度の人を見たことがある気がする。

環「いつまで飯食ってる！！朝礼の時間だぞ！！」

此方に歩み寄る環。
しかし、アーサーがマヨネーズをとろうとした際、
またラッキーすけべられが発動してしまった。

マヨネーズが環のスカートをめくってしまったのだ。
…同性でも恥ずかしくなり、さっと目を逸らしてしまう。

アーサー「すまんマヨネーズを取ろうとしたら…」
環「何しやがるど変態！！」

アーサーをたたこうとした環…だが、何故か逆さになり、環のお尻が森羅の顔に落ちる。
…何故？

環「にゃ、にゃぁぁぁあ！！！お、降ろせぇぇぇぇぇ！！」
森羅「何で！？」
『…はぁ』

よいしょと、環を森羅から下ろしてあげた。
「私に近付くな～！」と森羅に攻撃をする環を抑え、離れさせる。

『環、いい加減学ばないと』

環「うぅ…」

森羅「たく…て、お前らいつから仲良くなったんだ？」

『女同士、積はなしもあるんだよ……ま、一回も話したことないけど』

その時、食堂内に警報が鳴り響きわたった。

森羅「朝礼開始か？」

『いや、これは…』

環「警報だよ！！焔ビトが出現したんだ！
ジャガーノートは星宮中隊、岸理はリィ中隊、第8の三人はフラム中隊と合流しろ！！」

環の声に全員、席から立ち上がった。