第五章 46＿合格通知 ページ47
…ふと、何か視線を感じた。
『…何か視線を感じない？』
デュース「視線？」
エース「ちょっとストーカー？やだぁ〜エースくん、こわぁい〜」
『……よく高い声出るね』
この地声から凄いソプラノ音出すよな、エース君。
呆れつつ、何となく廊下の外の中庭に目を移した。
………その時、向かいの校舎の3階からキラッと何かが光った。
『ん？何かひかって＿＿』
る、と続けようとした時、ヒュウウウ…という音と共に、その何かが飛んできた。
私達3人の鼻先スレスレでそれは通り過ぎ、ターン！と音を立て、壁に突き刺さった。
「「「『うわあぁっ！！？』」」」
何か最近、叫んでばかりな気がする。
エース「な、なにっ！？何が飛んできたの！？」
デュース「鼻先スレスレを通り過ぎていったぞ！？」
『壁に何か…て、これ矢！？』
グリム「ふな！矢だってぇ！？
まさかオレ様たち、刺客から命をねらわれてるんだゾ…！？」
『誰よ、刺客って！？カリム先輩みたいな大富豪じゃあるまいし…』
エース「いや、ちょい待ち！この矢、手紙が結んである」
エース君が矢につけられた手紙に気付き、それをとる。
デュース「果たし状か！？」
エース「お前、何でも喧嘩に直結させんのやめろよ」
『果たし状なら靴箱じゃない？』
エース「それラブレター！！…たくっ、どれどれ」
ノリツッコミをちゃんとしてくれた後、エース君は手紙を開く。
エース「『ボーカル＆ダンスチャンピョンシップ』オーディションにご参加いただきありがとうございました。厳選なる審査の結果、エース・トラッポラ。デュース・スペード。
上記2名を合格とさせていただきます……。
つきましては本日の放課後、ポムフィオーレのボールルームにお越しください』」
エース君は自身で読み上げた手紙の内容に「え？」と呟き、
デュース君も「合格？」と静かに呟く。
シーンッと、暫し黙り込む私達。
そして、次の瞬間＿＿＿。
「「「『えええええ〜〜っ！！！？？？』」」」
廊下…いや学内に声が響くのではないか、というくらいに驚愕の声を上げる私達。
デュース「ご、ご、合格ってことは、僕たちが選抜メンバーに選ばれたってことだよな？」
エース「それ以外あるかよ。よっしゃあ！！これで寮長の手伝いしなくて済む〜！」
『おめでとう、2人とも』
グリム「ふな″ァ〜ッ！？オレ様はぁ！？あんなにキレキレのパフォーマンスを見せたのにぃ！」
第五章 47＿4人の合格者→←第五章 45＿出場メンバーは…
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (
レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます！ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です！更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年9月14日 22時
