第五章 38＿魔法工学の申し子 ページ39
凄い素直でいい子だな…この学園には珍しい位。
いや、騙されるな。こんな子供でも裏は凄いかもしれない……て、
子ども相手に疑心暗鬼になるのはよくないな。
『こちらこそ、ごめんなさい。お兄さんが好きなんだね』
オルト「うん！兄さんは僕のあこがれだからね！大好きなんだ！」
『……oh』
グリム「……何してんだゾ、A」
『純粋無垢な子を疑ったから、愚かな顔を手で覆っているの』
何か綺麗すぎる目を向けられたので、思わず顔を手で覆ってしまう。
グリム君に呆れられてしまった。
ケイト「ところで、オルトちゃんも『VDC』のオーディション受けに来たの？」
オルト「そうなんだ！兄さんがね…」
オルト君が話してくれたのは、昨日のイデア先輩との会話について。
イデア先輩は研究発表会に出るらしいが、かなり人前が苦手らしく人前で研究結果を説明する事が非常に嫌らしい。
タブレットか何かで参加しようとしたがリドル先輩にキレられそうになり、
渋々人前に出るという練習をしていた…そうだが。
何度シュミレーションしても無理と判断して、タイピングにあわせて自身の声をプログラミングした文章を読み上げるプログラム…という音声ソフトを完成させたらしい。
……理由はまあ色々とあるが、完成の結果だけでも研究発表できる気がする。
イグニハイド寮…最新テクノロジーも積極的に取り入れるだけある。
…話を戻すと、イデア先輩はそこから合成音声の世界に嵌ってしまったらしい。
そしてオルト君が「歌ってみたい」というお願いを叶えるため、
ボーカルシンセサイザー機能を開発し、オルト君の体にを搭載した…らしい。
オルト「こだわりぬいて開発したから、どこまで通用するのかチャレンジしようって事で、
このオーディションを受けることにしたんだ」
『…凄いお兄さんだね』
エース「歌声をプログラムで作る何て…そんなんアリ！？」
リリア「流石は魔法工学の申し子と名高いイグニハイド寮長。面白い事を考えるのう」
ケイト「結構ありかも！」
『アリなんですか？』
何でもありだな、この学園。
ケイト「合成音声ソフトをプログラミングして、曲作って動画上げるのメチャ流行ったし。エレクトロ・ポップとか、オレも結構好き」
グリム「話が全然分かんねぇんだゾ」
ケイト「グリちゃん、バーチャルアイドルとか見た事無い？今、動画見せて上げる。
えーっと…」
ケイト先輩がスマホを取り出し、動画を検索する。
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (
レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます！ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です！更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年9月14日 22時
