第五章 35_様々な参加者 ページ36
グリム「アイツ、分かりやすく賞金目当てなんだゾ」
『だねぇ………ん?』
ふと、どこからか気配を感じて後ろを振り返った時、バッと天井から誰かがぶら下がっていた。
リリア「おお、ケイト。お主も来ておったか」
「「「うわーっ!?」」」
ぶら下がっていたのはリリア先輩だ。
この人、ぶら下がる趣味でもあるのかな…まるでコウモリだな。
リリア「くふふ。良き反応じゃ。ハーツラビュル寮生はいつも元気じゃな」
ケイト「も〜、リリアちゃん。それびっくりするからやめてよ〜」
リリア「すまんすまん…と、お主は余り驚いていない様子じゃったな。残念」
『最近、背後から驚かされることがよくあるので…』
ケイト「それ大丈夫?いろいろな意味で」
学園長とルーク先輩なんだけどね。
『ホリデーカードを届けてくれた、リリア先輩ですよね…貴方も参加するんですか』
リリア「くふふ…いかにも。神出鬼没のお届け人こと、リリア・ヴァンルージュじゃ」
グリム「そういえば、A。
ホリデーに差出人が分からないホリデーカードを貰ったって言ってたな。
あれ、こいつが差出人じゃねぇか?」
リリア「カードに書いてあったイニシャルとわしの名前では、頭文字が違うであろう?
くふふ…差出人が誰かはそう遠からず分かる事よ」
M,D…だったっけ。
リリア先輩の知り合いなら、ディアソムニア寮の人なのかな‥?
そんなに交流がないんだけど……。
あ、そういえば、ツノ太郎さん。
『あの、シュトレン…渡せました?』
リリア「おぉ。あやつも喜んでおったぞ。
近々お礼でも言いに行くといっていた。また会ってやってくれ」
『お礼って…元々私がお礼のつもりで渡したんですけど……。
でも、まぁ待っていますと伝えておいてください』
リリア「あいわかった。伝えておこう」
ホリデーからツノ太郎さんと会えていなかったけど、無事にシュトレンが手に渡ったようだ。
ケイト「リリアちゃんも『VDC』に出るの?」
リリア「うむ。わしは軽音部に所属してるし“音楽”発表会と名がついとるなら参加せねばなるまい」
「マレウスも誘ったんじゃが、シャイでなぁ」と残念がっていた。
マレウスって…皆言っているけど、会った事無いな……どういう人なのだろう。
ディアソムニア寮の寮長、マジフト大会でもレオナ先輩を倒して優勝したらしいし、凄い魔法士なんだろうな。
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます!ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です!更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年9月14日 22時