GHOST MARRIAGE＿8 ページ8
エース君の問いかけに生徒達が学園長に目を向ける。
するとオルトくんが「それは僕から説明させて」と名乗り出る。
オルト「あのね、昨日兄さんが……」
＿＿＿‥‥
全員、オルト君から事情を聴き、この事態の原因を理解する。
リドル「なるほど。花嫁のゴーストが探していた理想の王子様。
それがイデア先輩だった……と言うんだね？」
『そういう事です』
オルトくんが説明し終えると、しばしの沈黙が走る。
ん？と思っていると誰かが「ぷっ」と吹き出す声が…それをきっかけに…。
「「「「あーっはっはっはっはっは！！！」」」」
殆どの生徒が腹を抱えて笑いだす。
エース「イデア先輩が理想の王子様って……ぶはっ！ 本気かよ！」
ケイト「花嫁ちゃん、サイコーに見る目あるね！」
アズール「イデアさん、こんな時に限って部屋を出るなんて本当に面白……可哀想な人だ」
クロウリー「笑いごとじゃありません！」
笑う様子を見ていた学園長が彼らを一括した。
クロウリー「……ゴーストの花婿に選ばれるということがどういう意味をもつか、
皆さん知らないんですね？」
デュース「どうしたんですか学園長。怖い顔をして」
『いや、そりゃそうでしょ…死人と生きている人が結婚なんて出来る訳ないですから』
クロウリー「そう。ゴーストとの結婚。
それは“死者と永遠に連れ添う”という契約を結ぶこと。
つまり、彼女の花婿になれば……」
『花婿になれば？』
クロウリー「魂を抜かれて、あの世いきです！！！」
予想外の結果に笑っていた全員も笑みを引っ込め「ええぇえ！？」と声を上げる。
クロウリー「花嫁のお眼鏡にかなう花婿など存在するはずもないと思って、油断していました」
オルト「に、兄さんが……ゴーストになっちゃう……！？」
『そ、それは流石に穏やかではなくなりましたね…』
オルト「そんなのだめ！学園長お願い。兄さんを助けて！」
クロウリー「もちろんです。
仲間の命がピンチとあれば、ここにいる優しい皆さんがシュラウドくんを助けに……」
「「「いやだ／いやです」」」
『息ピッタリ！？』
沈黙も無しにバサリと言い切る彼ら。
さっきまで笑っていたことも含めて…何て素晴らしいハーモニー。
オルト「なんで？ みんな力を貸してよ！」
ヴィル「普段は人を避けておいて、困った時だけ頼るなんて。ムシがよすぎるでしょう」
レオナ「自分の“兄貴”の問題だろうが。テメェ1人でなんとかしろ」
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かずほ(プロフ) - 初めまして!! 続編おめでとうございます！ 本編の方も全て読み終わりました!! お気に入り登録しておきます！ ゴスマリ来ました!!!!待ってましたーー！ 更新楽しみに待ってまーす！ (2020年8月30日 7時) (
レス) id: e1ffbbade3 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - ゴスマリ来ました!!!!そして続編おめでとうです!!!!今後も更新楽しみに待っています!!!!o(*⌒―⌒*)o (2020年8月29日 20時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年8月29日 20時
