GHOST MARRIAGE＿46 ページ46
エース「詩、かあ。確かに夢みがちな“お姫様”なら、喜ぶかも？
でも、詩なんて授業以外で読むことないし真似すんのは無理そうだな〜」
リドル「ボクも、既存の詩を暗記するのは得意だが自分で書いたことはないな。
ルーク先輩のオリジナル作品、興味があります。
花嫁ゴーストに、どのような詩を捧げるつもりですか？」
ルーク「そうだね……」
少し考える仕草をしたルーク先輩は何か思いついたのかニコリと笑った。
『…あれ、気のせいかな。何かキラキラしているんだけど』
グリム「幻覚じゃねぇーぞ、オレにも見える」
ルーク先輩の周りがキラキラと光り出した…何、光の魔法使ってる？
ルーク「6月の花は あなたに恋を教える
6月の雨は あなたの涙を隠す
されど7月 あなたは消えて
そして7月 私は佇む
あなたは自由な小鳥
やわらかな羽で 無慈悲に飛び立つ
わたしは愚昧な止まり木
残るぬくもりに 小枝を震わす
おお天よ どうか太陽を遣わすな!
可愛い鳥がわたしの元で
雨宿りをやめないように
〜fin〜」
全員が微妙な顔をした。
いや、とても凄い詩だと思うけど……気持ちが伝わるか分からない。
Finまで自分で言っちゃってるし…。
エース「全ッ然参考にならねえ……」
ルーク「おや、そうかい？私の腕前もまだまだ、ということかな。
わかった。本番までにはもっと美しい詩に仕上げよう」
『い、いやいや、相手を小鳥に例えたりするポエムを作れないという意味です！
聞いてるだけで羞恥心が…』
エペル「僕にも無理。考えるだけで恥ずかしくなっちゃう、かな？」
エース「だよなぁ…」
よくも即興でここまでのポエム作れるよな…この人。
ポムフィオーレ寮の人って皆こうなのかな…と思いつつエペルさんを見ると、
思いっきり首を横に振られた。
…‥どうやら心の声を読まれたみたいだ。
エース「すいませんルーク先輩。
せっかく披露してもらったんすけど、オレにポエムは早かったみたいっす」
ルーク「ノンノン。早いも遅いもあるものか！
詩とはすなわち感情だ。全ての人の心に存在している」
『詩が…感情？』
ルーク「ウィ。そして私は、自分の中にある気持ちを口にするのはとても大切なことだと考えているよ。黙っていては“トレビアン”も“ジュテーム”も相手に伝わらないからね」
表現は大切だと思う…が、ルーク先輩のものは難易度が高過ぎる。
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かずほ(プロフ) - 初めまして!! 続編おめでとうございます！ 本編の方も全て読み終わりました!! お気に入り登録しておきます！ ゴスマリ来ました!!!!待ってましたーー！ 更新楽しみに待ってまーす！ (2020年8月30日 7時) (
レス) id: e1ffbbade3 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - ゴスマリ来ました!!!!そして続編おめでとうです!!!!今後も更新楽しみに待っています!!!!o(*⌒―⌒*)o (2020年8月29日 20時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年8月29日 20時
